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100年ディスクに8ミリテープを保存する

結婚して子どもが生れるときに買ったビデオカメラが生涯初めてのモノになる。富士フイルムのFUJIX-Hi8 FH-35SZというものだった。Hi8という8ミリビデオカセットにHi-Fiステレオで記録ができた。レンズも大口径で当時のアナログビデオカメラの中ではそれなりのスペックだった。

 

そのあとに、8ミリ資産を活かせてデジタル化するために、当時主流だったMiniDVをやめて、ソニーのDigital8方式のビデオカメラに買い替えた。今の時代はスマホのカメラ性能が上がりすぎて、4K動画が手軽に撮れるようになっているのとは隔世の感がある。

 

ビデオ撮影と言っても、撮るのはせいぜい中学生までなので最後の撮影は2011年3月で終わっていた。1995年1月から始めているので16年ほどの期間でたまったテープは79本になった。もちろんすべてが子どもの記録ではなくそれ以外の用途もあるのだが、いずれにせよ8ミリテープが再生できる機器を処分する際にすべてDVD化を行った。

 

テープ1本をDVD1枚にしたので同じ枚数のディスクが存在する。DVDに保存したデータも永久に取り出せるわけではなく、保存方法が悪いと5年ほどで読み取りエラーが多発する。このディスクも10年近く経っているのでそろそろ読み取りエラーが出始めるのではないか。

 

そんな中、生涯保存メディアと称したM-DISCなる存在を知った。普通に100年、大げさなメーカーは1000年ディスクとうたっている。DVDとBD-Rがあり、BD-Rは多層により最大100GBまで保存できる。書き込みには対応ドライブを必要とするが、再生は通常のドライブというのがうれしい。

 

比較的新しい圧縮であるH.265(HEVC)でDVDを動画ファイルにして、1層のBD-R 25GBに保存することにした。10枚もあればすべて保存できると計算をしてドライブとディスクを調達した。ドライブが6,000円、ディスクが10枚3,300円であった。全部読み取って再圧縮を行い、BD-Rに書き込むのにそれなりの時間はかかりそうだ。ただ、せっかくの16年の記録なので将来誰かが観る観ないに関わらず残しておくことにしよう。