tomoca2の ブログ

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2024-01-01から1年間の記事一覧

WITRN U3の修復とUSBケーブルの許容電流

WITRN U3の修理完了 購入してすぐ逝ってしまったWITRN U3はTVSダイオードというものを飛ばした。定格24V(上限29.5V)のところ、30Vを超えて印加してしまった。このダイオードは通常時はオフ状態にあるが、過電圧によりオンになり自分自身に電流が流れる。身…

PDマーク表示ケーブルやプラグにPD識別機能あった試しなし

今年春に240W PD表示ケーブルの問題提起をした。記事内で「USB PDの有無を表示してくれる」としていたことはまったくのでたらめであることを暴露した。この時点では240Wを流せる環境を持っていなかったので限界テストはできていなかった。今年の汚れは今年の…

65W最小サイコロPD充電器を求めて

PD充電器は20~30Wクラス、45~65W、90~140Wという3クラスに分かれると思う。そしてミドルに当たる65Wクラスが一番需要があるのではないか。スマホや一般的なノートパソコン用としても使われる。帯によし、タスキによしという位置付けである。多用される以…

LDZM 120WなるXiaomi 120Wをサポートする充電器をレビュー

65W充電器を探す過程で見つけたLDZM 120Wという製品、よくある1A1Cのものだがコネクタ部が接合されており両方同時に使えるわけではなく排他使用だという。1Aor1Cである。そしてそれぞれが65W上限なのになぜか製品名には120W、さらに驚いたのは使われている写…

中華製人感センサー付きLEDライトをパワーアップ

チョイスより始めよ 半年ほど前にアリエクのチョイス(1,500円以上のチョイス対象製品を買うことで送料300円が無料で7日配送になる)で買った人感センサー付きLEDライトが気に入った。センサーの精度や消灯までの時間がちょうどよい。唯一の弱点はType-Cのレ…

結局買ったWITRN U3の短命レビュー

実は気になっていたU3 WITRN CC1レビューの際、最初にアップした画像がWITRN U3である。実はかなり気になっている証左である。2年以上も前に登場しているテスターになぜ心惹かれたのか。それはあろえチェッカー2のような両端挿しによるUSBケーブル抵抗値測定…

キッズフォン3にMNPしてLYPプレミアムに入った話

7年ぶりのMNPコンシェルジュ 久しぶりにMNP支援をした。他人のMNPを手伝ったのはいつ以来だろうと思い返すと7年も経っていた。依頼主は、長くドコモで高齢親にガラケーを持たせているという。料金プランはカケホーダイプラン(ケータイ)でspモードもつけず…

Ogaki Mini Maker Faire 2024に行ってきた

11月23日24日に岐阜県大垣市で行われたOgaki Mini Maker Faire 2024に初めて来場してきた。2010年に始まったフェアで2年ごとに開催されている。会場はずっとソフトピアジャパンセンタービルになる。 1996年に愛知県蟹江町出身の建築家 黒川紀章設計で竣工し…

アリエクのブラックフライデーで何を買うか【更新】

独身の日セールが終わり、無事史上最安値のKM003Cが届いている。 そして実はこっそりWITRN CC1も3個購入していた。LINEポイントを考慮して1個890円と格安だった。メーカー自体がCC1を50元という位置付けにしているが、890円は42元相当なのでさらに安かった。…

POWER-Z KM003CのPCソフトウェアアップデート

今年始めにKM003Cのソフト編を紹介した。 テスター本体の更新はかなり頻繁に行われているが、PCソフトウェアのアップデートは久しぶりである。 2024年11月15日V2.4.0 (PCソフトウェア)1. PD/UFCSプロトコルアナライザーの複数のバグを修正 PDパケットのアナ…

簡易テスターWITRN CC1の内部と電子負荷UL004構造を分析

KM003Cミニの中身 千円テスターWITRN CC1はPOWER-Z KM003Cとどことなく形状が似ている。そこが気に入っているポイントかもしれない。となると、やはり中を見てみるしかないだろう。 開腹方法まで同じだ。液晶面アクリルを温めて吸盤で保護パネルを剥がす。KM…

簡易USBテスターWITRN CC1と電子負荷UL004をレビュー

購入の経緯 読者からもたらされたUSBテスターWITRN CC1情報で、取扱説明書を調べてみるとUSBケーブルの抵抗値を測るメニューについての解説があった。同じく実機メニューに表示されているのに一切記載のないWITRN C5とは大違いだ。 これだけで俄然興味が湧い…

今年も独身の日セールでPOWER-Z KM003Cを買った話【更新】

毎年11月11日はポッキー&プリッツの日であり、独身の日として中国では大々的なセールが行われる。今年は中国の景気低迷で売上げは芳しくないようだ。 去年を振り返っておこう。1年前に実質5,193円で買った。 その2週間後のブラックフライデーセールでは実質5…

Corel PaintShop Pro 2018を1ドルで2023にした話

ブログ編集用写真ツール 写真編集ソフトウェアといえばAdobe Photoshopが一番に取り上げられるだろう。いわゆるフォトショと呼ばれるツールでどちらかというとプロ向けツールである。現在ディスク版は販売されておらず、ダウンロードおよびサブスクリプショ…

USBケーブル抵抗のVBUS,GNDを分離計測

安かろう良かろう 前回発表した2,700円ミリオームテスターで、ケーブル片端をショートしてVBUS+GNDを計測する方法を米国掲示板redditで紹介したところ思わぬ反応があった。まず、そんな18ドルぽっちのテスターで正確な値が出るはずがない。表示されている抵…

USB Type-C限定 ケーブル抵抗の計測再び

USBケーブル抵抗測定の雄 USB CABLE CHECKER 2の作者あろえさんがCHECKER 3を鋭意開発中である。今までの基板見せをやめ、箱入り全面液晶になりファームウェアアップデートも可能にするという。eMarker読み取りなど新機能も搭載される。このチェッカーはケー…

KM003Cの最適ファームウェアバージョン

POWER-Z KM003Cはファームウェアのアップデートが簡単なのと、更新頻度が多いという特徴がある。今年に入ってからだけでも以下の6回になる。Ver.1.8.7以降はプロトコル検出系の更新が多い。 日付 バージョン 内容 2024/10/25 1.9.2 PD 3.2プロトコル用のSPR …

motorola 125W 高速充電器を徹底検証

motorolaの実力はいかに ソフトバンク系神ジューデンについてはXiaomi 120Wで決着をつけた、、、はずだった。ところがメルカリやラクマを眺めていたらmotorolaの125W充電器が2,400円程度でぞろぞろと出品されている。公式サイトでは8,800円で販売されている…

5.1kΩプルダウン抵抗入りUSB Type-Cアダプタの製作

製作の決意表明 前回予告通り、格安中華機器のためだけに5.1kΩを付加するアダプタを自作する。そんな規定違反の機器なんて使わなければいいという声はさておき、決めた以上はアプローチしてみよう。 ノー抵抗の中華機器 自宅にあってとくに充電で困るのがLED…

モバイルバッテリーの評価方法を考察する

安物買いの銭失い Amazonで格安購入した正体不明の大容量格安モバイルバッテリーがある。買ったはいいが取り出せる電力が少なくあっという間に使わなくなって放置されていた。購入履歴を確認すると2023年5月10日に1,592円で買っていた。ほとんど使った記憶が…

今さらながらXiaomi AD65Gの耐久試験

あれは4年前、止めるアダプタ もう4年近く前にテレワークPC用に買ったXiaomi 65Wの充電器は、GaN出始めのころのもので小型高出力が魅力的だった。汎用のPD充電器として65Wが使えるのはXiaomi 120W充電器と同じだ。AD65GがType-CでこのときからXiaomi PPSを所…

なんで格安中華機器は両端Type-Cケーブルで給電できないの?

PD充電器で給電できない チコちゃんの声でタイトルを読んで欲しい。ボーっと生きてんじゃねーよ!と叱られる前に考えておきたい。 今こそすべてのニッポン国民に問う。格安中華機器が両端Type-Cケーブルで給電できないのはなぜ?同梱しているType-A→Type-Cケ…

100V圏でXiaomi シャオミ120W充電器は120W出せるのか

プロローグ 11T Proを手放してしまって久しい。手元には120W充電器だけがポツンと取り残されている。主を失ったせいか心なしか元気なく見える。 キミはXiaomi PPSの仕事を失っても20V⎓3.25A、65W PD充電器の役割を担えるではないかと励ましてやっても、心こ…

USBテスター中継時の充電プロトコル検出精度について

プロトコル表示はおまけ 手持ちUSBテスターでは基本機能としてUSBテスターを充電経路に置いた際に電圧、電流、電力はもちろん、現時点での推定される充電プロトコルを検出して表示してくれる。それはあくまでもおまけ的な位置づけで、たぶんこれなんじゃない…

CANON PIXUS MG6530のB200エラーを修理

ひさしぶりに頼まれたCDのレーベル印刷をしようと愛機キヤノンプリンタの電源を入れた。プリントはもとより、スキャナや今回のようなCD/DVDのホワイトレーベルにダイレクト印刷できるマシンとして長年愛用している。 改めていつ買ったのかアマゾンの履歴を調…

POWER-Z KM003Cの最安値購入にチャレンジ【更新終了】

今までの最安値は5千円台だった これまで我が盟友KM003CはすべてAliExpressで調達してきた。 独身の日に続くブラックフライデーよりも安く購入できたのは今年6月のことだった。そのときの記録が5,231円、これを下回ることはないだろうと思っていたら、なんと…

ダイソー USB Type-C 100Wケーブルは240Wケーブルだった

ようやく検証スタート 前回中途半端に検証が終わってしまったので1ヶ月かけて240Wの電源と負荷を用意した。これでいよいよダイソーが回答した「100Wは表記ミスで50V⎓5AのeMarker値が正しく、300円ケーブルは240Wに耐える」とした実地試験ができる。ここまで…

電子負荷装置ATORCH DL24MP 300Wをレビューする

買い替え 1年半前に購入した180Wの電子負荷装置は当時も今もPD充電器出力として最高値140Wに対応するものだった。しかし、手元にテスターやケーブルで240W対応のものが増えてくるとそれらを検証するためのツールとして役不足の感が否めない。ということでい…

FNIRSI FNB58がいつの間にか140W対応になっていた件

FNB58は'22.10頃の発売直後に購入している。当初からPD 3.1には対応していたものの、28V⎓7Aで120W上限という仕様だった。パッケージにもサイトにもマニュアルにもそのように記載があるので28V⎓5Aの140Wは流さないようにしていた。 ところがつい最近コピー品K…

初タオバオ(Taobao)のFNIRSI FNB58フェイクKYK-88を検証する

Xを見ていてFNB58もどきが登場したことを知った。あのハード筐体には程遠く、どちらかというとFNB48までの泥臭い基板むき出しのワイルドなテスターだった。 ボタン構成も画面構成もオリジナルと変わらないように見える。それでいて本体は2,000円以下だという…