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富士通 LIFEBOOK UH93/B3のバックライト不灯修理失敗の巻

久しぶりにパソコン修理が持ち込まれた。買って3年ほどのノートパソコンの画面が暗くなってしまったというもの。HDMIケーブルで外部モニタには出力されるという。

富士通のLIFEBOOK UH93/B3という軽量ノートパソコンだった。第8世代のi7を搭載しているのでそこそこのスペックである。

 

電源を入れると確かに薄っすらと起動ロゴが見える。液晶割れではないようだ。13.3インチのシャープIGZO液晶を搭載している。それほど使用頻度も高くないというのにわずか3年ほどでバックライト切れになるとは思えない。ネットで調べているとコネクタが抜けかかっているのではというものもあったのでまずは開封してみることにした。

 

しかし、2年前の修理でバッテリーを外さず液晶パネルを交換して痛い目にあっているので今回は横着せずバッテリーを外すところからやろう。

 

本体裏側に見えているネジをすべて外す。四隅だけ他と違うネジなので覚えておこう。隠しネジはない。裏側はツメがないので、ネジを外すとすんなりと開封できる。

 

バッテリーを押さえているネジを外すとバッテリーが取り外せる。

 

続いて本体液晶側の筐体をそのまま取り外してしまおう。その方が作業がやりやすい。左右2カ所のネジとヒンジ隠しを取り外す。アンテナ端子と液晶コネクタも取り外す。アンテナは黒白の上下を覚えておこう。

 

これで上部が取り外せた。

 

こちらはツメで保持されているので、キズをつけないようにプラ板ですき間を攻略して少しづつ開けていこう。

 

液晶下側がちょっと大変かもしれない。ていねいにツメを折らないように外そう。

 

液晶パネルとの接点を外すには、黄色いフィルムを持ち上げてロックを外してから、コネクタ左右を持ってまっすぐ引き抜く。

 

無事液晶パネルが外れた。

 

シャープのLQ133M1JW28という板が使われている。液晶割れしてしまったときはこれだけ調達して交換すればいい。15,000~18,000円程度で購入できるはずだ。

 

このパソコンはNECのように液晶がテープで固定されていないので簡単にはがせる。交換しやすい親切設計だ。結果、コネクタは無事刺さっていて問題はなかった。

 

となると、NECのときにやったように本体基板上のヒューズが飛んでバックライトが点灯しなくなっているのではないかと考えた。

 

メイン基板を取り外す。NECの基板にあったチップヒューズは白いのでよくわかったのだが、こちらは見てもどれがヒューズかよくわからない。

 

裏面も同様に不明であった。正常に動くことがわかっている基板がもう一枚あれば比較して断線パーツを特定できるのだがそうもいかない。

 

基板を外すとこの下部が残る。富士通のパソコンは分解という意味では非常にやりやすかった。結局、大見得きって預かったものの修理できなかっためずらしいパターンとなった。元に戻して何事もなかったようにお返しするしかないのだった。成功事例ではないが、分解の参考にはなるだろうから記録として残しておくことにした。