12月12日は結婚記念日である。なぜこの日に決めたかというと、ぞろ目になっていて忘れにくいということと、勤務先のボーナス日が12月10日なので来てもらう人のご祝儀が負担にならないようにとの配慮からだ。
そして、その結婚記念日も19回目を数える。19回目は特に名前がない。来年の20回目で磁器の冠がつく。ここからは5年刻みで銀、真珠、珊瑚、ルビー、サファイア、金となる。
というわけでまずいつものように飛行機を先に決めてしまう。買い物や転売で稼いだマイルを使った特典航空券だ。12月の年末にかからない時期はローシーズンになるので、通常より必要なマイル数が2割少なくて済むのもいい。名古屋⇔鹿児島だと二人で通常30,000マイル必要なところ、24,000マイルでいける。
まず、12月12日の朝夜便を予約した。後は、真ん中の肉付けである。鹿児島の空港から市内は移動の利便性を考えてレンタカーとした。ニコニコレンタカーというところで、レンタル料も2525円だった
事前にこれだけは回っておきたいというリストを上記の通り決めた。後はこれを忠実に実行するだけだ。それではいつものように写真を交えながら追っていこう。
今回は8時ちょうどのぉ♪って感じで、平日なので割りと乗客の少ないスタートであった。鹿児島空港に着いて2,525円のレンタカーを借りて市街地までは高速道路で移動した。
10時半、最初の目的地である鹿児島中央駅に到着した。現在、新幹線の最南端駅がここになる。先端マニアのわたしとしてはここは抑えておかなければならない。駅前の乗降用駐車場は30分無料となっている。ダッシュで新幹線を見て帰ってこなければならない。
ここは駅の東口になる。ちょうどその横で何やらイベントを開催していた。
試供品のみかんを1つもらって駅構内へ。
入場券を買ってホームに上がろうとしたらこんなきっぷの案内が貼られていた。'12.12.12 12:12にきっぷを売るのか。現在、10時50分。スケジュールの都合で待っているわけにはいかないのでこれはあきらめるしかない。
ホームに上がると新800系が鎮座していた。新しい新幹線車両はどんどん先端が伸びるなぁ。
この写真の奥がまさに最南端のさらに最終だ。おっと、駐車場のリミットは30分。ゆっくりしていられないので、慌てて駅を後にする。次の目的地は維新ふるさと館である。なんと言っても鹿児島は偉人を輩出した地ゆえ、その片鱗に触れてみようではないか。
維新ふるさと館の駐車場に停めて向かう途中にこの西郷隆盛生誕の地碑がある。裏表撮っておいた。
歴史を示した階段を登るとそこが目的の地であった。入場料300円を払って中に入る。
中に入るとそこはもう明治維新前夜へとタイムスリップする。実は平日なので客はほとんどいない。中ではがらがらの状態でビデオ上映や自動人形によるショーが行われている。
大奥の展示がなされていた。天璋院篤姫(てんしょういんあつひめ)に関するものも多数あった。江戸時代後期に薩摩藩島津家の一門に生まれ徳川家に嫁いだ女性であり、NHK大河ドラマでもおなじみの人である。といいつつ、実はほとんど知らないんだけど
続いて順序を入れ替え、城山展望台に向かった。
こちらも平日につきシャッター通りとなっていた。
展望台から見下ろす桜島は絶景であった。ちょうどこの写真の撮影時間が12時12分。記念きっぷを犠牲にして手に入れた一枚である。ちなみに、年賀状に使われた写真はここで撮影したものである。