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千葉県東西南北の旅(最東端編)

さて、この週末はどこに行こうか。思い起こせば日本列島の東西南北最端はすでに去年達成してしまっている。しかし、身近なところでも東西南北は存在する。房総半島を周回したぐらいで千葉県を知ったつもりでいた自分が恥ずかしい。
 
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千葉県で民間人が到達できる最端は上記の通りになる。西と南はすでに制覇している。北は海に面していないため、今回は最東端を目指すことにする。犬吠埼(いぬぼうさき)を有する銚子半島は総武本線の終点である銚子駅がある。そこから先は銚子電気鉄道が海側に延伸してる。
 
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距離は116kmなので7時に出発すれば10時には着きそうだ。同じ道を通りたくないのでご覧の通り寄り道をして帰ることにした。約250kmの旅となる。今日も天気がよさそうなので日焼け対策はしっかりして出かけた。
 
予定通り10時ちょっとすぎには銚子ポートタワーに到着した。高さは57.7mある。
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隣に水産物卸売りセンターが併設されている。海の幸いっぱいだ。
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銚子はぬれ煎餅が名物とのこと。そういえば、道中にヤマサしょうゆの工場もあったのだが、平日しか工場見学はできないようなので回避した。
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せっかくなので焼き立てをいただくことにする。1枚100円だった。実は焼いた直後はまだやわらかくない。しっかりとした歯ごたえがあった。時間が経つにしたがってしょうゆが染みてやわらかくなるのだろう。もっともわたしはバリッ!っとしたしょうゆせんべいが好きである。
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普通は有料施設は入らないのだが、今回は2箇所回って550円とのことなのでめずらしく買ってみた。
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上から自分のバイクを確かめてみた。
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遠景を見ていると眼下に見下ろす鹿島灘は穏やかなように見える。実は展望台ってあまり時間がつぶせないので速やかに次を目指そう。
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海は実際に近づいて見てみるとそうでもなかった。東映のオープニングっぽい映像ぐらいは近寄ると撮れるかもしれない
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これが犬吠埼灯台か。ポストは景観を考慮してか同じ白で塗られていた。
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ここはセット料金に含まれていないため200円別途必要。当然パスした。
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次はいよいよ地球の丸く見える丘展望館。エレベータで3階まで上がったあとは階段で屋上まで向かうと階段状の展望台があった。
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この上に立ってぐるっと見回すと地球が丸く見えるというわけか。実際にやってみた。
 
 
 
これで最東端は制覇した。12時をちょいと過ぎたぐらいであとは帰りながら2箇所寄り道をして見る。こないだ鉄腕DASH伊能忠敬を取り上げていた。200年前に今の日本地図のほぼ原形を完成させた偉人だ。千葉県の生まれである。その記念館があるので寄ってみよう。
 
着いて驚いた。記念館巡りどころではない。佐原の大祭が開催されていた。その中日で大型の山車がいくつも曳かれていた。かなりの重量なので曲がるのも一苦労だ。
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おっと、今年からの掲示だろうな。ドローンが禁止になっていた。持ち込むだけでもダメだ。
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祭りの見物客をかき分けてようやく伊能忠敬記念館に到着した。
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もちろんここも有料なので無料エリアだけ見て失礼する。
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続いて成田空港に隣接する航空博物館に向かった。空を飛ぶからウルトラマンも出迎えていた。
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博物館も有料なので当然中はパス。外だけでも十分楽しめる。お、国産のYS-11ではないか。
 
 
 
 
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今回一番時間をかけて見たのがこの無料の歴史館。成田空港建設にまつわる負の歴史がちゃんと記されている。
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これは成田空港建設前の航空写真になる。一面が田畑であるのがよくわかる。この地を接収して羽田空港に次ぐ空港を建設する計画が持ち出したのは東京オリンピックのほんの少し前である。そしてこの場所に決まったのが1966年、わたしが2歳の頃である。物心ついた頃からニュース映像で見る成田は抗争の地であった。放水車や火炎瓶の映像しか記憶にない。
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今であれば新空港建設候補地なんていうのは町興しにつながると考える向きがあるかもしれないが、当時は住民と国、はたまた住民同士の軋轢を引き起こした。
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わたしは成田空港を利用したことがないが、近年羽田空港の国際線化も進み、2020年東京オリンピックに向けて滑走路やアクセスがさらに整備されていくだろう。実際に、成田空港近くをバイクで走ってみると空港周辺ですら畑一色であった。おそらく開港前とあまり変わっていないのかもしれない。これが空港と新幹線の違いだろう。おそらく北陸新幹線が福井まで延びると、小松空港の存在意義はますますなくなる。
まさに激動の昭和を途中から生きてきた自分としてはタイムスリップしたような感覚で展示を眺めてきた。
 
さて、次回は千葉県最北端の旅をお届けしよう。