4か月半でこれだけの相違がある。
季節 冬⇒春
曜日 土曜⇒平日
仕事 会社員⇒無職
スマホ Galaxy S9+⇒Galaxy S10+
あいにく梅雨入りしているため、天候は晴れたり曇ったり一瞬スコールがあったりというコンディションだった。一番残念なのは道中一度も富士山を見ることができなかったこと。前回との一番大きな相違だ。代わりにスマホは最新機種にパワーアップした。とくに3つのカメラを搭載したうちの超広角が非常に役立った。肉眼で見た画角に近いのだ。
2.大瀬崎 9:30
そして9時54分に魔のカーブへと到達した。前回越すに越されぬ伊豆半島となったこの場所は今見るとそれほどきついカーブでもない。慢心だったのだろう。とくに左カーブに比べて右カーブは外周に膨らむとデンジャラスな枯葉じゅうたん爆撃が待っている。
スリップした場所に停めてみた。今も車体に残る傷跡は戒めのためにあえて残したものだ。というと格好がいいが、実際には修理代の節約である。今回はとくにカーブでの事前の減速に心掛けた。車体を倒したコーナーリングの妙味は、かなり広い見渡しのいい路面のきれいな場所で味わえばいい。
土肥(とい)金山は明治から昭和中期まで採掘が行われていて、有名な佐渡金山に次ぐ産出量だった。
というわけで旅行中一回は食べないと気が済まないソフトクリーム400円也をいただいた。そういえば最近は金歯をする人を見ない。歯牙の修復としては使われなくなったようだ。
5.雲見海岸 11:45
12時半を過ぎていたのでオーシャンビューを眺めながらの真新しいウッド調の特等席でラーメンをいただいた。
この灯台は立ち入ることができない。
石廊埼を見下ろす絶景の水平線はGalaxy S10+の超広角ならではのものだろう。
先端には縁結びのほこらがあった。右奥に見えるのが熊野神社である。
まさに岩肌に寄りそう形で建てられている。津波の心配はないだろうが、上からの落石は大丈夫だろうか。
7.ペリーロード 13:52
黒船の遊覧船が停泊していた。このサイズなら夜もぐっすり寝られただろうにと江戸時代に思いをはせた。
ここの灯台は無料で登ることができる。
打ち寄せる波が削り取ったであろう岸壁をつり橋の上から眺めていると吸い込まれそうになる。
そしてわたしに取っても思い出深い場所である。亡き祖母が世界救世教信者であり、小学生のわたしはよく新幹線に乗せてもらって熱海駅で下車している。その教団本部がここにあるのだ。また、併設しているMOA美術館は尾形光琳「紅白梅図屏風」を含む国宝3点を所蔵する。40年前にタイムスリップできた。わたしも着実に鬼籍へ近づいている。
途中何度かスコールに見舞われては雨宿りできる場所に退避してやり過ごした。これもまたバイク旅の醍醐味だろう。
13.湯河原町役場 18:06