充電機器類の特殊なテスターなどは一部マニア向けガジェットのため、保護フィルムが販売されていない。その中でも、USBテスターであるKM003CとFNB58は京都のミヤビックスというところから販売されているので購入して使わせてもらっている。液晶部の保護ももちろんだが、どちらかというと液晶部の光沢を消して撮影の邪魔にならないようにするためだ。
ビット・トレード・ワンから出ているあろえさんのADUSBCIM USB CABLE CHECKER 2(ケーブルチェッカー2)は製品の前面がすべて透明アクリル板で保護されている。透過度が高いものを利用しているので反射が起きやすいのと、指紋も付着する。iPhone 15の発売でLightningからUSB Type-Cに変わったことにより、チェッカーの売れ行きが好調で欠品も起きているようだ。2019年9月の発売ですでに4年経過していることから当然保護フィルムもあるのかと思ったがどこにも存在していなかった。
それならばと、ミヤビックスのオーダーメイド特注製作サービスを利用してみようかと思い立った。
手順としては次の通りだ。
- HP上でこういった製品の保護フィルムを作って欲しいと申請をする
- ミヤビックスから企画OKの返信がある(販売見込みがないとNG?)
- 機器を着払いで送付する
- 機器にフィルムを貼った状態で予備1枚をつけて返送される
- ミヤビックスがフィルムを製品として販売
今回は実際このような電光石火のスケジュールだった。
11/2朝 HP申込み
11/2夕 企画OKの返信
11/6昼 ミヤビックスにチェッカー着
11/7夕 フィルム付きチェッカー発送
11/8昼 ミヤビックスから販売リリース
11/8夕 チェッカー到着
これは思わぬ誤算だった。確かに反射はなくなり、指紋もつかなくなったが肝心の基板文字が読めない。比較的表面に近い液晶やボタン電池の表記は見えるが、一番離れた信号線LEDの表記が見えない。これではどの信号線が点灯しているかどうかがわからない。困ってミヤビックスのリリースXに返信をするとDMで高精細液晶対応のものを送ってくれるという。
これだ、これ。まさに理想としていた保護フィルムがここにあった。ミヤビックスは13種類のフィルムを同時に発表しているので、購入する側が気を付けなければいけない。自分の用途に合ったものを選べばいいが、普通の低反射タイプだけは絶対に選んではいけないという結論だった。