先週連絡があってママ友の子どもが使っているタブレットのタッチパネルを割ってしまったとのこと。確かギャラクシーだったな。ネットで見るとSC-01Dの修理受付可能は2016年9月までとなっている。まもなく修理もできなくなるのか。元々SIM運用していないのでドコモに持ち込むのも気が引ける。古い端末であるし、お金をかけるより自分で直した方がよさそうだ。
ヤフオク!で液晶およびタッチパネルに問題がなさそうなジャンク品を探すと送料込み2,500円だったのでこれを落札しておいた。起動不可、充電不可ということだが、修理依頼品のメインボードとバッテリーを移植してやればいいだろうと考えた。
帰省すると修理依頼品が飛び込んできた。なるほどこれはひどい。ただ、起動もするし、操作もできる。基板は逝ってなさそうだ。
こういった工具があるとタブレットの分解はやりやすい。これは自動車のパネルを外すときに購入しておいたものだ。
SC-01Dは裏のパネルがはめ込まれているだけの簡単な構造である。殻割りをするのにドライバーは必要ない。このようにヘラを挿し込んで爪を順番に外していくだけだ。
四隅を攻略すると後は横に移動していきながら順次外していくだけである。
数分でこのようにリアケースを分離することができる。
参考までに爪の位置を示しておこう。
上下2か所に樹脂が薄くなっていて曲げると簡単に割れてしまう部分があるので注意したい。
持ち込み修理品は最初から割れていたので落としたはずみで割ってしまっていたのだろう。まぁ、さして実害はない。
まず全体図を見ておこう。上がメイン基板、下の白い部分がバッテリーになる。下から伸びる黒いフラットケーブル3本は液晶やタッチパネルのコントロール部分になる。黄色い部分はフラットケーブル外し、赤はネジ外し、青は圧着コネクタ外し、緑も同様にコネクタ外しになる。これを全部外すとメイン基板とバッテリーがセットで取り外せる。
まずフラットケーブルから外そう。コネクタ部分には透明シールがあるので剥がしながら上の部分が起き上がるので立ててやるとケーブルが引き抜ける。3か所とも同じ構造になる。
圧着コネクタは簡単に取り外せる。
おそらくアンテナ関係のコネクタだと思う。
標準SIMスロットになる。
全部取り外せるとこのように液晶パネルとメイン基板+バッテリーが分離する。
ジャンク品も同様の手順で取り外し、修理品のメイン基板+バッテリーをジャンク品の液晶パネルに取り付ける。
リアパネルをはめる前に電源を押してちゃんと動作するか確認しよう。
問題なさそうだ。ネットにつながっていないので、Wi-Fi設定もして、通信ができることも確認する。
ブラウザやタッチパネル操作も問題なさそうなら、リアパネルをはめていこう。上にスイッチがあるので、上から先にはめていく。指でパチンパチンと爪がロックされる音を確認しながら進めていこう。これで修理というか、ニコイチ液晶パネル交換完了になる。ジャンク品がさらに液晶割れになった状態のものと、修理された依頼品のタブレット2台をまとめてお引き取りいただいた。