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55歳、転職前のひとり旅 大神島編

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宮古島の島尻漁港から1日4~5往復する定期船が出ている。ちょうど乗船券の上に見える山が大神島で5.5kmを10分かけて渡る。往復670円で離島に渡れるリーズナブルな船旅なので3連休明けの平日であったにもかかわらず、30名ほどが大神島に渡った。

 

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このスマヌかりゆすが4代目として向かいの大神漁港まで運んでくれる。わたしはフェリーのときと同様に後尾の潮風限定席に陣取った。

 

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島に着くとまずは入島料の募金箱がある。名目も徴収団体名も書いてないあやしい箱に見える。以前は大神自治会という名称で環境美化に使うと書いてあったようだが、今はそれもない。1日当たり1万円は入ると思うので月間30万はちょっとした金額だ。人口25名の島でちゃんと整備に使われることを期待しよう。

 

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漁港を左手に向かうと彼方に池間大橋池間島が見える。島は外周2.3kmのうち漁港のある方の半周しか道路が整備されていない。整備されなかった理由が工事用重機が壊れたり、工事関係者が病死するといった異変が起き、何やらオカルトチックな意味合いで今に至っているようだ。実はあとで同じようなことを体験することになる。

 

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少し進むとノッチと言われる岩の下が侵食して削れた奇石が現れる。その形からきのこ岩とも言われる。

 

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島には至るところにカニの穴がある。近づくと隠れてしまうのでなかなかうまく撮れない。

 

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ここが左側の終点になる。徒歩10分といったところだ。

 

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戻る途中でインスタ用なのかホンモノのカニの殻が置かれていた。なかなかこんな風に撮れることはない。

 

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漁港まで戻って今度は右側に進むとこちらはさらに距離が短いので5分ほどで終点に到着してしまう。

 

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これが右側の先端でここから先は整備されていないので回り込みたければ今のような潮の引いているときに砂浜を歩いて山の向こうに行くしかないだろう。ここで奇妙なことが起きた。もの好きに単身離島巡りをするのはわたしぐらいだと思っていたら、同じ船できた30歳ぐらいの女性が日焼けしないようにか、ロングスカートのいでたちでおしゃれな赤い傘をさしてわたしの先を歩いていた。よく風景を撮るときに後ろからカップルの後ろ姿を入れるようにすることが多いわたしにとっては女性ひとりというのはなかなかリゾート地には映えないので写さないようにしている。その女性がわたしの目の前から忽然と姿を消してしまった。その前に、濡れた岩場で豪快にこけたカップル男子を見ているので同じくどこかで転んでケガをしていてはいけないと思い周囲を見渡すがどこにもいない。

 

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しばらく待ってみたが現れないので戻って島の中央にある遠見台に向かうことにした。乗ってきた船で帰るつもりなので、現地滞在時間は1時間半しかない。

 

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これが結構な階段数なのだった。10分程度汗をかきながら登り切った。

 

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下に見えるのが大神漁港だ。右側の木で見えない部分に島民が信仰する神の岩がある。大神島と呼ばれるゆえんだろう。

 

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急ぎ港の方に戻ると廃校になった小中学校跡地があった。すでに建物は取り壊されてこの銘板のみが当時をしのばせる。

 

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その向かいに島唯一のおぷゆう食堂があったので、今回の旅で初めての宮古そばをいただいた。相変わらずの太麺でうどん?という感じがしないでもない。

 

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1時間半できっちり島を後にした。

 

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この島に渡る人の半数はシュノーケル目的だ。戻る途中でツアー船を見ることができた。離島に渡って7,000円で昼食代込みのコースは非常にリーズナブルだと思う。この日は快晴でさぞきれいなサンゴや熱帯魚を楽しむことができただろう。

 

そして、戻って一応乗船券売り場の女性には大神島の先端で女性を見失った件は報告した。わたしが乗った戻りの船には乗っていなかった。9月はまだ戻りは3便あるのでそのどれかに乗ってくればよし。翌日愛知に戻ったわたしは気になって運営する大神海運に電話をしたが、対応した高齢の男性はその報告すら聞いてなかったという。まぁ、船で起きた事故ではないし、船舶会社が気にする必要なないのだろう。ただ、この会社は往復のきっぷを売って大神島到着時にすべて回収してしまうので10人渡って10人戻ったのかがわからない。多良間島行きのフェリーは名前まで書かされたことを考えるとやはり2時間と10分では緊張度が違うのだろう。とにかく後の便で帰ったと思うことにする。そうしないと大神島神隠しということになってしまう。