実家に宛てて郵便が届いた。廃車にしたバイクショップからだった。江戸川区発行の原付廃車申告受付書と自賠責保険証明書とナンバープレートから取り外したシールだった。我がアドレスが哀れこの3点の遺品となって手元に戻ってきた。
いつまでもこの遺品と向き合っているわけにもいかず、GooBikeで前のとまったく同じ車種を探してみた。スズキでアドレスというバイクは非常にたくさんの種類がある。125ccクラスであっても年代・グレードによってさまざまだ。わたしが所有していたのはV125Gシルバーで2007年式K7というものだった。これとまったく同じものが9.99万円で30分ぐらいの距離にあるバイクショップで出品されていた。すぐに現車確認に向かうとそこには今は亡きアドレスの姿があった。
程度は悪くない。むしろ先代より少しきれいな感じだ。見た目は50ccクラスの小型ボディながら秘めたるパワーを持つこのバイクとの再会は大切にしなければならない。すぐさま注文、車両入れ替えの手続きは自分でするというとその分は安くしてくれた。
ナンバー取得
あらかじめ市のホームページから軽自動車税申告書兼標識交付申請書をプリントして持参していたので、その場でショップで車台番号などを記載してもらった。これを市の税務課に持参するとわずか5分ほどでピンクのナンバープレートが発行された。残念ながらこの色ではご当地ナンバーはないという。プレートは貸与品なのでこれ自体に代金支払いは発生しない。毎年4月1日にかかる2,400円の軽自動車税がレンタル代だと思っておけばいい。
自賠責保険異動
先代の自賠責が1年半程度残っているためこの異動処理を行った。保険会社は日新火災海上保険というあまり聞いたことがないところだったがここの名古屋営業所に、保険証明書・廃車申告受付書・先ほど発行したばかりの標識交付申請書、それに前プレートから剥がしたステッカーの4点を持ちこんだ。ここは15分ほど待たされたあとに異動内容を記載した新しい保険証明書と令和表記のステッカーが交付された。
注文をした二日後には引き取りに必要なナンバープレートと自賠責を用意した。任意保険はファミリーバイク特約に加入しているため車種の特定は不要だ。125cc以下であれば他人のバイクでも適用される。
これが復活した我がアドレスだ。先代とまったく同じながら、ボディの劣化は少ない。樹脂の変色が激しいモデルだがきれいにしてもらっている。とりあえず就活が終わって時間があれば未完に終わった東海道の旅をしてみようと思っている。次はちゃんと定期的なメンテナンスを怠らないようにしないとと心に誓うのであった。
完全復元
猛暑の中、日陰とはいえ熱中症になりかけながら先代の遺品であるスマホスタンドとリアボックス、画面では見えないがシガーソケットからの引き出しでスマホ充電ケーブルの配備を終えた。これで完全によみがえった。今度は長生きしてくれ!