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初めてのふるさと納税

令和3年も終わろうとしている師走に入ってからふるさと納税の依頼が舞い込んだ。義兄が長期入院をしていて、自分で手続きができないから代行してくれというもの。実は入院する前から相談を受けていたのだが、わたし自身がふるさと納税に否定的な考え方を持っていたため興味が持てずお断りをしていた。しかし、当人が4か月を超える入院を続けていて、そのことが気になって仕方がないのであれば、FPの資格をもつわたしとしても一肌脱ごうかと引き受けることにした。

 

なぜふるさと納税を避けていたかというと、本来自分がお世話になっている居住地に払うべき住民税を他の市区町村に渡すというのが納得できなかった。それでも本当のかつてお世話になったふるさとであればまだいい。しかし大半は返礼品を目当てにした行ったこともないような縁もゆかりもない地域への寄付である。それを浅ましい行為ととらえていたがための拒絶であった。

 

今回他人のためにふるさと納税について学んだので、結局自分でもやってみることにした。考えてみれば我が町にもふるさと納税で入ってきているお金があるのであれば、わたしが外に出しても行って来いではないか。税収を増やしたければ自治体の自助努力にも期待しようという、お役所仕事に活を入れるための施策かもしれない。

 

寄付額上限の確認

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ふるさと納税は寄付した全額が翌年還付されるわけではなく、上限が設定されている。まず、ふるさと納税のサイトにあるシミュレータで計算してみるといい。サラリーマンに限定すると、年末調整後の最新源泉徴収票が手元にあるとかなり正確に算出ができる。わたしの場合は令和3年分を12月16日に入手したのでそれをもとに計算をしてみた。36,411円となった。すでにiDeCoやそれ以外の控除を受けている場合はこの枠がどんどん小さくなる。2,000円はふるさと納税の手数料みたいなものだから、合計34,411円が翌年一年かけて住民税から控除される。つまり税金の先払いである。わたしの場合は来年の住民税総額のうち1/4ぐらいが上限になる。それを考えると3/4は地元に入るわけだ。

 

返礼品の選定

ふるさと納税は納税額の3割までの返礼品が認められている。ちょうどデスクトップパソコンを新調したところなので、256GBのSSDを倍容量のものに替えてみたい。SSDを返礼品としているところなんてあるのかと調べてみると、長野県伊那市に本社のあるロジテックINAソリューションズがあった。現在はエレコムの子会社となっている。キーボードやマウスでおなじみのロジクール(海外ではロジテック)とは別の会社なので注意したい。

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512GB SSDで37,000円の設定商品が見つかった。どこで買っても同じなので、できるだけポイントが付与されるところだと、Yahoo!ショッピングのさとふるがお得だった。

 

お得に購入

今年の寄付期限は12月31日購入分まで。12月20日ごろに思い立ったので残すところわずかだった。ふるさと納税追い込みで各業者がいろんな施策でお得度をアピールするので購入のタイミングが難しい。

 

LINEショッピング

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まずは購入前のポータルとしてLINEショッピングは経由しておきたい。購入金額の0.5%のみならず、こういったキャンペーンも打たれるので要注意だ。今回は200+185(37,000×0.5%)ポイントをいただく。

 

Yahoo!ショッピング

これまたキャンペーンが多彩でどのタイミングで購入してよいか判断に迷う。

 

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25日は5のつく日で上限は5,000円。

 

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26日は日曜日だから4,000円上限の10%オフクーポンと、ソフトバンクユーザー向けの10%還元(1,000円上限)がある。後から気が付いたのだが、10%オフクーポンはふるさと納税には使えなかった。

 

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27日はメガさとふるの日で5%(上限なし)がつく。

 

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さらにPayPay支払いによるペイペイジャンボで1等が出れば全額戻ってくる。

 

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非常に迷うところだが、結果26日(日)に買ってしまった。ポイント的にはあまりお得ではなかった。

 

減税申請

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ふるさと納税による還付は確定申告によるものと納税先に書類を1枚送る2通りの方法がある。確定申告をしない大半の人はワンストップ特例申請書というものを購入サイトからダウンロードして投函する方がラクなはずだ。日付とマイナンバーを記入して、レ点を2つチェックして封書で送るだけである。あとは納税先とわたしの居住地でやり取りをしてくれるので何もしなくてよい。返礼品が到着するのを待たず、寄付したら当日に出力してすぐ出すようにしよう。翌年1月10日までに必着させなければならない。

 

追記:12月29日に伊那市から確定申告用とワンストップ用のものが届いた。返信用封筒も入っていたので自分で切手を貼って送らなくてもよかった。ただ、マイナンバーカードのコピー貼り付け台紙が入っていてそれもつけないといけないので出し直した。

 

返礼品待ち

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パソコンに標準で刺さっていた256GBはもう40%使っていて、ベンチマークによる速度はこんな感じになっている。アクセススピードが倍ぐらいになる予定なので楽しみにして到着を待つことにしよう。


納期はロジテックDirectの公式通販サイトやPayPayモール店だと1月14日出荷予定になっている。公式サイトは9,956円でYahoo!楽天のモールの10,952円より1割ほど安い設定になっている。

 

お得度計算

内容 金額
内蔵SSD M.2 NVMe対応 512GB -37,000
LINEショッピング 385
住民税控除額合計 34,411
PayPayボーナス 5,810
Tポイント 370
PayPay0.5%特典 185
ペイペイジャンボ3等 370
ロジテックダイレクト販売価格 9,956
収支合計 14,487

37,000円を支払って1万円相当のSSDと減税効果で、総額14,000円ちょっとのお得になった。