日本で一番大きな湖はと聞かれたらほとんどの人が琵琶湖と正解を答えるだろう。では2番目は?と聞かれると関東エリアの人しかなじみがないかもしれない。琵琶湖の4分の1サイズで茨城県霞ヶ浦が正解だ。3番手の北海道サマロ湖と肉薄している。浦という名称でも湖沼にカウントされる。
霞ヶ浦は面積の大きな西浦・北浦ともう一つの浦・川の総体になる。今回はこのうち一番大きな西浦を時計と反対周りで一周してみることにした。2月半ばというのに本日は気温も高く晴れてツーリング日和となった。
こんな感じで西浦は湖水境に沿って道路が作ってあるので非常に走りやすい。95%は舗装されている。車もほとんど走ってなくて、適度にカーブもあってバイクのコーナーリングを楽しむのにもいい。
しかし、早速第一ハードルがあった。自衛隊のあるところだけは当然走れない。
この湖は鳥の聖地だ。バードウオッチングをしている人を何人も見かけた。
わたしはバイクで走ったが、サイクリングを楽しむ人は何人もいた。
こういった川に沿って迂回させられる場面が何回も登場する。橋を渡してくれていないため、ずいぶん大回りをする。
この看板は何回も見かける。
一回目の休憩地点だ。やぐらから湖を見渡せる。また、トイレ休憩にもいい。
水鳥は周回中ほとんどの場所で見かける。
このように下が一般道、上がバイクも走れるサイクリングロードになっている。
霞ヶ浦に来ていることを再認識する瞬間だ。
バイクで走ると鳥が逃げるのでこういう瞬間を撮りやすい。
これが西浦一番南側になる橋を渡り終えたところ。
西浦右岸ではバイクが通れないところも何か所かある。その場合は下の一般道を走ることになる。
これは右岸にあるトイレ兼見晴台。
ところどころで見かけたこの赤いものは何だろう。
これは霞ヶ浦大橋、ショートカットはしないのでこの橋は渡らない。ちょうどここで13時となった。
ちょっと遅めの昼食を取ることにしよう。
霞ヶ浦ふれあいランドというところに併設しているレストランに立ち寄った。
バイキングが880円!激安ではないか。
まぁ、こんなもんか。ヘルシーメニューが多くて今のわたしにはよかった。
食べ終えて休憩をして13時半出発。休憩している間に風が強くなって湖面が荒れている。
これわかるだろうか。れんこん畑だ。走っていてほぼ全周に渡ってこの光景を目にする。それもそのはず、茨城県はれんこんの生産量日本一、全国の半分はここで作られている計算になる。
白鳥だろうか、2羽がせっせと水中の虫を食べているようだ。
出発から休憩を入れて5時間、ようやく出発点に戻ってきた。余裕がある人はここで日帰り温泉に浸かるといいだろう。
朝には出ていなかったクレープ屋さんが出ている。
1807kmなので、西浦一周133kmの旅であった。ちょうどガソリンも尽きたので給油してまた片道65kmの道のりを帰ることにしよう。
ところで、霞ヶ浦西浦を周って感じだこと。琵琶湖では何か所かある湖水浴場がひとつもない。浜らしきものは2か所ぐらいあったが、遊べるようにはなっていない。また、湖の幸を利用したようなお店もないし、せっかくの湖を活かせてないのではないか。未開発ゆえの水鳥天国なのかもしれない。