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改元フィーバーに沸く日本の明治~令和?を訪ねて

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今年のゴールデンウィーク10連休はその休みの長さに加えて、平成から令和へと改元する節目でもあった。元号と皇室、普段あまり関心のなさそうなキーワードが媒体を埋め尽くした。テレビに映し出される映像は日本人の持つ天皇制DNAを改めて感じ取った瞬間でもあった。
 
平成最後の全国ニュースとしてよく取り上げられていたのが、刃物で有名な岐阜県関市にある道の駅平成だった。もともとは周辺がへなり(平成)と言われていたところに由来していて、平成8年に開業している。ここが大混雑であった。ほとぼりのさめたゴールデンウィーク最終日6日に訪ねてみた。
 
平成
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んー、苦手なシイタケ推しの場所であったか。さすがに平成が終わって6日も経っていると混雑もなくすんなりと駐車することができた。
 
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商魂たくましく表裏で平成と令和をプリントした色紙が売られていた。
 
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やはりシイタケ人気はすごい。今年一年ぐらいはこの道の駅も改元にあやかれそうだ。
 
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ここは無料の足湯が用意されているので時間のある人は平成に思いを馳せながら浸かってみるのもいいだろう。
 

改めて考えると東海地区は王政復古となった明治以降に由来する場所が多い。この機会に一気に回ってみることにした。
 
明治
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博物館明治村は愛知県犬山市にあるテーマパークで、近隣出身の小中学生の遠足などで行ったことがない人はいないのではないだろうか。東京ドーム21個分以上の広大なエリアに明治時代の建造物等が移築されている。昭和40年に開村した名古屋鉄道グループであり、現在四代目村長として阿川佐和子氏が就任している。
今回回った中では唯一入場料おとな1700円がかかるので外から拝見しただけ。
 
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広い園内はバスで回るとよさそうだ。
 
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菊の御紋がある建物はなんだろうか。とにかく外からの撮影なので詳細がわからない。
昭和
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去年まで日本昭和村と呼ばれていたぎふ清流里山公園は、岐阜県美濃加茂市にある。昭和30年代をイメージして造られており正式名称は平成記念公園なのでちょっとややこしい。公園に併設されている道の駅も日本昭和村から、道の駅みのかもに変更された。ここの名誉村長は中村玉緒である。
 
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今や座頭市の女房というよりは、天然キャラを発揮した女優という扱いか。名前通り、大のパチンコ好きとしても知られる。
 
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昭和村という名前自体はなくなってしまっているが、随所にその面影は残っている。今日回った中では一番の人の入りであった。新しいこともあるが、公園内で様々な体験型施設があるおかげだろう。
 
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愛知県の瀬戸から岐阜県の多治見辺りは陶業の盛んな地域である。土からせんべいまで焼き物が楽しめる。
 
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ちゃんと昭和らしい展示もされている。
 
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昭和とは関係ないがアスレチックやロングスライダーが人気であった。
 
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ちょうど見頃の藤の棚を後にして大正へ移ろう。
大正
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日本大正村岐阜県恵那市にあるテーマパークで昭和63年に開村した。施設としてではなく、明智町内で保存・再現された一帯を指している。現在の村長は竹下景子である。大正時代は15年と一番短いが、大正ロマンあふれると言った表現はこの時代にしか使われない。
 
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今では一部の学校の卒業式スタイルでしか見かけないようなハイカラさん衣装に着替えて街を闊歩できるようだ。
 
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明治・大正・昭和の3姉妹が登場した番組があったようだ。時代の流れと各代表の年齢順が合ってないのがおもしろい。
 
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来年1月から始まるNHK大河ドラマ麒麟がくる」で智将・明智光秀が主役となることで、この大正村が一番脚光を浴びることになるかもしれない。
 
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せっかくなので明知城跡を訪ねてみよう。
 
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山道を100メートルほど上がっていくと本丸跡地にたどり着く。
 
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ここからの景色を480年前の明智も眺めていたのであろうか。
 
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山を下っていくと大正浪漫館がある。カップル用の強制的にくっついてしまうベンチに腰掛けながらインスタ映えるのだろう。
 
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来年の大正村は大河ドラマでがっちりである。
 
令和
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元号万葉集を語源として、特定の地域などに使われていないものを選定されたため残念ながらまだ由来する場所がない。苦肉の策としてひねり出したのが、愛知県愛西市にある永和駅。えいわとれいわ、永和と令和、読みも漢字も何となく似ていなくもない。
 
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最後は自宅最寄り駅の隣でちょうど帰り道に立ち寄ることができた。
 
と、無理やり締めたところでわたしにとっても令和は平成丸ごと勤めた会社を辞め、新たに転職をする記念すべき元年となる。東京オリンピックパラリンピック大阪万博リニア中央新幹線と大きな国策も目白押しだ。平成は遠くなりにけり、やがてそんな時代がやってくる。