本来卒業検定を予定していたのでぽっかりと空いてしまった日曜日。前日に見た天才!志村どうぶつ園で熊本県の阿蘇カドリー・ドミニオンという動物園が取り上げられていた。阿蘇山噴火があったばかりだが影響はないそうだ。
そういえば昨年8月までにクラウドファンディングで目標4000万円をはるかに上回る5816万円かき集めたイノシシ牧場はどうなっているのだろう。最新の情報をホームページで確かめると豚コレラ発生予防のためオープン延期とある。え?まだオープンしてなかったのか。クラウドで最高額30万円を出した「オープニングセレモニーで最後の杭を打てる」人はどうなってしまうのか。
クラウドファンディング開始時
2018年12月上旬
これは自分の目で確かめてみるしかない。前回は50cc、今回は125ccへのバージョンアップした原付を走らせた。
到着は9時20分だった。日曜日のオープンは8時半なので出遅れたかと思いきや停まっている車は1台だけ。嫌な予感しかしない。
おなじみの入場ゲートでよく見ると動植物公園とある。植物なんか自生のものしか見なかったような気もするが。
おお、2000円払って民泊すると入園は無料だそうだ。それはそうだろう、園内に民泊施設があるのだから。
今回はホームページを印刷してきたので200円割引で入れた。事前にネット購入しておくと同じ1000円でエサやりまでできる。
入ってすぐに大勢の招きネコちゃんが出迎えてくれる。心無い人がペットとして飼っていたネコを棄てていくそうで数が増えている。
受付には小川園長の代わりにリスが座っていた。よわい80歳を超えた園長職を引き継いでくれる人を募集している。
まずはまっしぐらにイノシシ牧場へ向かってみた。やはり入れないようだ。せめて近くまで行って状況だけでも見たかったがそれはテレビに任せるしかなさそうだ。
立て看板の近くには心ばかりの展示なのか、2頭だけ見れるようになっている。
戻ることにしよう。途中民泊となっているところを下見してきた。元々は従業員の住まいだったのだろうか。
んー、令和になろうとしているのに極めて昭和チックな沖縄の安宿にありそうなドアであった。
案内係の腕章をつけたい高齢の女性がエサやりをしていた。ボランティアさんだろうか。
ツキノワグマは厳重なオリに入れられている。
アライグマは見かけによらず狂暴な哺乳類だ。
園内では名札を付けた若者を何人も見た。この2名はあとでも登場するので覚えておいて欲しい。社員なのかアルバイトなのかボランティアなのか待遇は不明だ。
ホワイトボードには6名の分担があるのでスタッフは6名勤務しているようだ。
ゴールデンウィークの出し物にするということでタカを飛ばせてのエサやり練習をしていた。イノシシ牧場目当てにする人が多い中、果たしてこのタカで客は満足するのだろうか。
そうこうするうちに11時からお猿のショーがアナウンスされたので向かった。前回差し入れのエサ置き場になっていた一角はぬいぐるみ売り場となっていた。
お猿のショーは1年前に立っていた鈴木嬢が体調不良を理由に昨年8月末で退職したため、本園8年のベテラン牧志さんが登壇した。
子どもに輪投げをさせてコントロールが悪く届かなかったため怒るお猿さん。
さすがにこの時間になると人も増えてきた。手前右二人はスタッフのサクラだ。
最後に記念撮影、前回無料だったような気がするが今回は1回500円に設定されていた。
11時半退出、車もある程度増えていてほっとした。1年ぶりに訪ねて、園長不在、テレビでさんざんあおったイノシシ牧場のリニューアル未完、若手スタッフは増えていたがいろいろなところが中途半端になったままの展示。これはひとえにこの園をどうしていきたいという思いを持った経営者が不在の一言に尽きる。こればかりはテレビの一過性支援では何ともならない。