何度も書いているように、この春に回線と端末が完全分離される。ドコモで多回線保持による月々サポートを値引き原資にする節約方法はもう使えなくなる。すでにソフトバンクの月月割、auの毎月割は新料金プランで終了している。最後まで残ったドコモの月々サポートはいつ終了するのだろうか。それは同時に新料金プランを発表するときになる。昨年10月31日の決算説明会ではドコモ吉澤社長が、2019年度第1四半期(4~6月)に新料金プランを導入し携帯料金を2割~4割下げると明言した。
我が家の20回線を改めて見直すと、実利用回線で2月1本、3月1本、6月3本の月々サポートが次々と終了する。月々サポートの仕組みが最短で4月から終了するとしたら6月の3本は3月中に補充しておきたい。4~6ヶ月の3ヶ月分の月々サポートを捨てて24ヶ月を得る損切り補充だ。
◆月々サポートの実態
月々サポートは回線契約を伴って対象機種を購入した時に通信料金の値引きに適用されるため付与されるもので、端末の代金には充当されない。
- 端末を一括購入した場合
端末の残債はないので、月々サポートはストレートに通信料金から引かれる。MNPによる端末一括ゼロ円、月々サポートてんこ盛りなんていう古き良き時代は終わりを告げた。 - 端末を分割購入した場合
一般的には24分割した場合に1回分の端末残債と月々サポートが同じ金額だと、店頭では実質ゼロ円なんて表記がされる。ほとんどの人はこの方式で買っているはずだ。
(通信料金-月々サポート)+端末分割代が正しい考え方なのだが、これを通信料金+(端末分割代-月々サポート)と見せかけて通信料金には目を行かせず、端末が安く手に入りますよに血道をあげていたわけだ。ユーザからすると2年ごとに端末を新しくすることができて、通信会社は2年間つなぎ留めておくことができるメリットがある。ただし通信料金は長期利用による微々たる値引き以外、下がることはない。これだとずっと同じ機種を使い続けるユーザにはメリットがないことになる。総務省はここにメスを入れた。これにより、格安SIMが勢力を伸ばし、端末は廉価タイプと中古市場が活性化すると踏んでいる。その効果が目に見えるようになるのはあと数年かかるだろう。
◆最後のあがき、月々サポート補充
ドコモの場合は月々サポート最終月に機種変更をすることで、現月々サポートは当月で終了して、来月からは新月々サポートが開始する。最終月に機種変更をするのが一番無駄がない補充となる。まず今月で月々サポートが終了する回線がひとつある。妻実家の母親に持たせている回線で、ガラケーにスマホ用SIMを挿してカケホーダイライトの通話用だけで利用している。メールもしないのでiモードも付加していない。ただし、月々サポートを維持するためだけにシェアオプション500円は入っている。カケホーダイライト1,700円+シェアオプション500円+税176円の計2,376円(総額57,024円)以上の月々サポートがあれば維持費がかからず2年間利用できることになる。
◆購入端末はiPhone XR 128GB
◆NTTグループ運営のポイントサイト「Potora」
購入は店頭かドコモオンラインショップか、今回は事務手数料がかからず、未開封で端末が入手できるということでオンラインを利用することにした。
ポイントサイトを経由するNTTグループ運営のポイントサイト「Potora」を通して購入すると30,000ポイント(3,000円相当)が3ヶ月後に手に入る。また、5,400円引きの機種変更クーポンはDMやネットでも無料で入手できるので手に入れておこう。
これにドコモが行っている様々なdポイントばら撒きキャンペーンで入手したdポイント(期間・用途限定)も投入していやると8万円を切ることは可能だろう。機種変更は一括購入することにより、即日SIMロックが解除できるのと、ネットワーク利用制限という表記もすぐに〇になる。端末の転売がしやすくなっている。手数料を支払っても8万程度で売却できれば負担なしで月々サポートが残る計算となる。
◆2月は木曜日に購入しよう
ドコモオンラインショップ SPECIAL CAMPAIGNにSPECIAL DAYSというものがある。2月に4回ある木曜日に購入した人を対象に10人に1人dポイント10,000ポイントプレゼント! される。確率的には難しいだろうがせっかくなので2月7日木曜日に購入することにした。