秋の楽しみに学園祭巡りがある。関東エリアでも訪ねるが、帰省中の今日は愛知の学園祭となった。開催状況を調べると10月20日21日は至学館(しがっかん)大学で行われている。家政系の学校で始まり、のちに体育系を開設している。少し前までは中京女子大学として有力女子レスリング選手を多数輩出している。約10年前から共学となり名称も至学館大学と改めている。
そういえば今年はスポーツ界の不祥事が多い一年であった。昨年末の元横綱傷害事件を引きずりながら主だったところでこれほど発生している。
カヌー日本代表禁止薬物混入5月 日本大学アメフト部による危険タックル6月 バスケット留学生審判殴打7月 日本ボクシング連盟の前会長不祥事バスケ男子日本代表買春問題
今年もまだ残り2カ月、何かが起こるのだろうか。
場所は愛知県大府市にある。名古屋市の南側に接していて知多半島の付け根に位置する。二ツ池公園の奥に見える建物群が至学館大学で、敷地内には幼稚園と短大部も併設している。用地面積は88,507平方メートルで東京ドーム約2個分と、それほど広いキャンパスではない。
大学の入り口になる。学生は主に専用バスで通学することになる。
11時開始ですでに受付が始まっていた。ここでパンフレットをもらって敷地内を散策する。
パンフレットにいきなり学長が登場した。自分の発信した内容に責任を、とは自分に言っているのであろうか。
歩いていくと目立つレクサスが展示されている。写真を撮っていると、車内もどうぞという。
ハンドルというよりは操縦かんである。これほど乗り心地の悪そうなレクサスはないだろう。
むむ、どちらもおよそ秋らしくないが、幸いこの日は夏日に近い暑さであった。
まずはみかんを食べてみた。単に凍らせたみかん汁を削っただけのような気もする。削れなかった1cmぐらいの残りも付けて、みかんの缶詰から身も一切れ。この日の模擬店では一番高かった割にふわふわっという味わいもなく、たぶん削り器が悪かったんだと思う。
流しそうめんを開催しているところは見れなかった。ハードルと坂道を利用した2レーンで、竹はどこから調達したんだろう。
まぁ、それなりに賑わっていたのではないか。ちょいと暑いぐらいでおでんには厳しかったかもしれない。
グランドはこんな感じである。レスリングで名を馳せている学校なので屋外の施設にはあまり熱心ではないのだろうか。
それでは、メイン会場となるスポーツサイエンスセンターに行ってみよう。いきなり国民栄誉賞2名の写真が登場した。2016年11月からここの副学長を務めていた吉田沙保里は今年8月突然辞任した。レスリング部のコーチとしては大学に残っている。「伊調馨さんは選手なんですか?」と発言した谷岡学長だったが、さすがに学内でその功績にマスクされることはなかった。
今年6月に解任された栄和人前監督の姿もここでは見ることができた。
アリーナではヒップホップダンスが賑やかに開催されていた。
女子レスリングに負けじと男子ボディービルダーのコンテストも実施、現役学生は左の2名である。
最後に焼き鳥を2本食べて2時間ほどでおいとました。普段どんな勉強をしているのかとか、そういったパネル展示や、会場は用意してなかったように思う。吉田沙保里のパフォーマンスなんかがあったらさらに人の入りはよかっただろう。学園祭マニアとしては60点ぐらいの辛め評価とさせていただき次回に期待したい。