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日本一いや世界一の大仏は茨城県にあった

前回の千葉県に続き、茨城県にも日本一の大仏があった。それが牛久大仏である。全高120m(像高100m、台座20m)は立像では文句なく日本一、青銅製立像としてもギネスブックに登録されている正真正銘の世界一大仏だ。ぜひとも見ておきたい。

7月8日(土)、九州では大変な水害が起きている中、関東エリアは梅雨明けを思わせる大変な真夏日となった。夏の原付は暑さ、日焼けとの闘いである。長袖完全防備の中、1時間半かけて牛久へ行ってきた。
 
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近づくにつれ、異様な光景を目の当たりにする。街中に登場する巨大なモニュメントは、これは怪獣映画の撮影なのかと思わせるほどである。
 
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我が愛車と大仏を重ねてみた。鋸山と違って外からも丸見えなので拝観料を払わずともここで終了ってことも可能だ。しかし、あの大仏の中にはエレベータが通っているというではないか。それに乗らずして帰るわけにはいかない。
 
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バイク駐輪場はこの看板の向こうにある。我が原付シルエットが左のすき間から見える。
 
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両側に軒先の並ぶおみやげもの屋を抜けると受付がある。800円が安いのか高いのか、日光東照宮基準で行けばいずれも安いということになるであろう。
 
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遠近法の関係で手前の方が大きく見えるが、このレプリカは容積で1/1000サイズということである。大仏で特徴的なのがこの髪型と眉間の突起に福耳だろう。髪は天然パーマではなく螺髪(らほつ)という渦巻き貝状の塊が480個もついている。1粒200kgにもなる。また眉間の突起はほくろではなく、白毫(びゃくごう)という白い毛を丸めたものである。福耳はインドやネパールで風習となっている穴を開けて飾りをいくつもつけるために伸びてしまった耳たぶを表している。
 
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1995年にギネスブックに登録された。1992年12月に完成したのでまもなく25歳ということになる。手のひらに奈良の大仏が乗ってしまうというのだからその大きさがわかろうというもの。
 
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いよいよ大仏の前までやってきた。人の大きさから想像して欲しい。
 
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今回はケチらず胎内拝観券がセットになったものを購入した。この大仏の中にはエレベータが2基も設置されている。乗らないわけにはいかないだろう。
 
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大仏の裏側に回ると入口がある。さすがに正面から堂々と大仏の中に入るのははばかられるのだろう。
 
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もちろん土足厳禁だ。各自ビニール袋に入れて持ち歩くことになる。
 
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この扉が開くとエレベータかと思いきや、まず入ってすぐの部屋で1分間暗闇でめい想の時間が設けられる。
 
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内部は5階建て構造になっていて、1階のカラフルな部屋から2階に上がる。
 
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大仏の誕生までを見ながら奥へ進むとようやくエレベータが現れる。奥に見えるのは足の指一本のレプリカである。
 
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エレベータガールと呼ぶにははばかられる妙齢の女性が2階から5階までをアナウンスしてくれる。確か5階と言っても一般のビルの27階相当だと言っていたように思う。
 
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大仏の胸部分にあたるスリットから東西南北楽しむことができる。晴れていると富士山まで望めるそうだが、この日は晴れているのだが大気が濁っていて見ることができなかった。これは大仏正面から見たところになる。
 
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下に降りるエレベータは1つ下って4階から乗降となる。売店があっておみやげ物屋も充実している。これ、大仏内であることを忘れてしまいそうな空間だ。
 
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下りは4階から2階までとなる。200円で写経体験ができる。
 
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このお経読むことができる。牛久大仏東本願寺なので我が家の宗派と同じため、この「がんにーしくどく びょうどうせいっさい どうほつぼだいしん おうじょーあんらーこくー(チーン)」と亡き祖母とよく幼少期に唱えたものだ。祖母は仏教であり新興宗教であり多宗教であった。
 
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大仏から出て裏手を歩いているとなぜか小動物公園がある。ここはレジャーパークなのだろうか。
 
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サルの曲芸まであるということは間違いないだろう。
 
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ヤギ、ウサギ、モルモットに触ったりエサを買ってあげたりできる。
 
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フィニッシュは大好きなソフトクリームをいただいて牛久を後にした。
 
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せっかく牛久まで来たのでお隣のつくば市まで行ってみることにした。牛久は土浦市つくば市に隣接している。つくばと言えば古くは西の富士、東の筑波と称される筑波山を有する農村地帯であった。それが現在は学術・研究都市であり、つくばエクスプレス開業により電脳都市アキハバラとつながったことでよりその志向が強まっている。というわけでその最先端を行くJAXA筑波宇宙センターを訪れた。
 
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展示館「スペースドーム」の中は所狭しと実物展示がされている。宇宙航空マニア垂ぜんの場所だろう。
 
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宇宙服でハメパネ代わりのブースが人気だった。おそらく夏休みに入ると自由研究の子どもたちであふれることだろう。
 
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ひときわ大きいのがこの国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟で、トンネルを掘削するマシンに見えなくもない。
 
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外で一番目立つのがH-IIロケットの実物展示である。北の将軍様歓喜するような円柱飛行体とはちょっと違う。
 
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次は科学万博記念公園に行った。つくば'85なので二十歳のころに開催された万博だが行っていない。
 
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当時の会場図が敷設されている。行ってないのだから思い入れも何もない。
 
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この公園には球体をぶら下げたモニュメントがあり、四方向から離れて見ることで稀代の科学者を見つけることができるというので実際に撮影してみた。一か所は道路を渡って見ないといけないというなかなか苦肉の展示であった。
 
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最後に向かったのはワープステーション江戸つくば市よりさらに近代的な名前を有するつくばみらい市というところになぜか江戸時代にタイムスリップする場所があるので行ってみた。最初営業していないのではと思わせる車の少なさであった。
 
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入場料はともかく、写真撮影ができないのであれば来た意味がない。収録が行われていないのであれば撮影はさせるべきだと思う。
 
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朝ドラや映画の撮影がよく行われているようである。5分ほどで退場して実際の江戸に帰ることにした。
 
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愛知では藤井くん人気にあやかったせと焼きそばを食したので、東京では実際に藤井くんが食べているメニューをいただくことにした。将棋会館はすでに観光地と化しているようであった。記念撮影をする人が多かった。ここでの対局中に出前を取る食堂に行ってみた。
 
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この派手な外装のそば処みろく庵がその店である。ここも中は人であふれていた。おかみさんが座る席の案内に四苦八苦していた。わたしも一人なので最初から相席前提であった。
 
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藤井くんも食べたカレーうどんを注文した。ほどよいとろみで、和風ベースのカレーうどん700円だった。とにかく藤井効果でうれしい悲鳴でてんてこ舞いの店内であった。
 
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店舗の隣に厨房ではなさそうな倉庫があった。作りから見るにかつての店舗だった面影がある。
 
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いずれも棋士御用達のメニューなのだろう。とにかく藤井くんが食べたメニューがすぐに報道されて店舗にいる人がそれを注文するなんてアイドルタレント並だ。
 
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最後に将棋会館近くの鳩森八幡宮を参拝してこの日の旅を終えた。大仏編と愛知の藤井くんふるさとの続編としてミックス企画の一日であった。