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元号が4月1日11時半に発表されるという。平成が終わろうとしている今、矢継ぎ早に有名人の訃報が流れる。
 
樹木希林の後を追うようにと表現される内田裕也(享年79歳)は3月17日、そしてショーケンこと萩原健一(享年68歳)が26日に逝った。
 
太陽にほえろ!のマカロニ刑事役が有名だが、シリーズが長く新人刑事役も多数輩出したため印象は薄まる。やはり代表作は水谷豊とコンビを組んだ傷だらけの天使だろう。アキラ!!、アニキィ!と呼び合う掛け合いは70年代のやさぐれた若者文化の象徴だった。1974年に放映されたドラマも45年経過した。オープニングは井上堯之バンドの奏でる軽快なジャズをバックに、ショーケンの破天荒な食事シーンが有名で数々のオマージュ作品を生んでいる。
 
ドラマで使われた修と亨が暮らしていたビルはまだ現役で存在していた。代々木駅西口から徒歩1分にある代々木会館ビルで、このドラマでは屋上シーンがよく登場していた。
 
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この右側のレトロな建物がそうで、ドラマタイトルから通称エンジェルビルと呼ばれている。ほとんど廃墟のようなたたずまいだが、3階まではまだテナントが入っている。4階から先は使われていないようだ。
 
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中に入ってみよう。耐震基準は満たしているのだろうか。
 
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2階にはまだ店が入っていそうだ。だが、どれがやっているのかどうかもわからない。
 
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少なくとも2つは生存していそうなポストも何やらゴミ入れになっていそうな感じだ。
 
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どこまで上がれるか行ってみると3階から4階に上がる途中で立ち入り禁止となっていた。3階は中国図書の書店が入っていた。すでに上層階は老朽化が激しく、屋上も立ち入れないそうだ。
 
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満身創痍、まさに傷だらけのビルである。バックに見えるニューヨークの摩天楼を思わせるNTTドコモ代々木ビルとの対比がスラム街をイメージさせる。平成も終わろうとしている今、昭和にタイムスリップさせてくれる不思議な空間がそこにあった。同じようにエンジェルビルを撮影している人がいたので、目的は同じなんだろう。
 
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なんとか屋上を見れないかと思ってさすらうが、やはり商業ビルなのでどこも上に行くことは難しそうだった。そこでドコモタワーの隣のアネックス棟から駅を挟んで撮影してみた。魚民笑笑の左側がエンジェルビルだ。
 
少しは45年前に戻れた気がした。これで萩原健一岸田今日子岸田森西村晃とドラマの主要なメンバーは水谷豊を残して鬼籍に入った。岸田森樹木希林の最初の夫だ。内田裕也を交えて楽しくやっているだろうか。平成の終わりに昭和のスターがまたひとり旅立った、合掌。