メイン回線をドコモにして格安運用をしてきた。その手法はMNPで端末をゼロ円またはそれに近い金額で手に入れて、あわよくばキャッシュバックもいただき、なおかつ月々サポートという値引きにより維持費を安くするということに他ならない。ここで総務省が待ったをかけ、過剰な販売の禁止が行われ、このビジネスモデルが成立しなくなった。今や格安SIMと呼ばれるサービスはいくつ存在するのだろう。
こうして月々サポートが2年満期を迎えこのさき維持費が上がることを容認しなければならないのだろうか。いや、まだあきらめてはいけない。MNPで利益を得るようなやり方はできなくなっても、維持費を安くするだけであればまだ方法はある。
月々サポートの役割
本来、高額な携帯端末を見た目安くするために考案されたのがこの月々サポートという値引きだ。端末を24回払いで購入した場合に、端末代が月2000円だとすると月々サポートで2000円を値引きする。2年間使えば端末代は実質ゼロ円になりますよというものだ。端末を一括購入してもこの月々サポートは残るのでこの分が基本料などから差し引かれて維持費が安くなる。
月々サポートの補充
今回、月々サポートが切れる5回線のうち4回線は実使用の回線なので解約するわけにはいかない。他の通信キャリアに移行はしたくない。となると、来月で切れる月々サポートを補充するしか方法はない。月々サポートを付ける方法はひとつだ。補充したい回線で、月々サポートがつく携帯端末を購入するしかない。ただし、機種変更での端末購入はほとんどの場合がドコモが設定した現金販売価格いわゆる定価みたいな金額になる。北から南まで、全国どこのドコモショップや電気量販店で買っても一緒になる。しかも、店頭の場合は事務手数料が必要で、さらに頭金と呼ばれる販売手数料が徴収される場合もある。どうせ定価で買うのであればドコモオンラインショップをおススメする。
機種選び
月々サポートは契約種別や端末によって違っているので、一番条件のよいものを選ぶ必要がある。1.月々サポートが高額であること
2.購入する端末が高く売れること
値引き原資
機種変更だからと言って正価で買うのは芸がない。オンラインショップの場合は、事務手数料と頭金で計8,000円のメリットがある。さらにいろいろな時期でのキャンペーンなども組み入れることで2~3万は安く買うことができるだろう。4月末にドコモは一部の加入者にダイレクトメールで機種変更と新規(MNP)のクーポンをばらまいた。いずれも5月末までの有効期限になっている。郵送されてきた人はもちろん無料だが、そうでない人もヤフオク!やメルカリで数百円で入手できる。ただし、タブレットは対象機種になっていないので、この場合はdカードゴールド会員に配られるご優待券を入手するといい。これも5月末期限のものが数多く出品されており、5000円程度の差益が期待できる。
また2台以上機種変更するなら家族まとめて割で1台につき5,184円が請求書キャッシュバックされる(iPadは対象外)。加えて、下取りでもiPhone6を使えば6,000円程度の差益が出る。iPhone6の下取りはキャリア、色、容量を問わない。機種変更だと前に使っていた機種を差し出さないといけないような気がするが、実際にはiPhone6ならどこのものでも大丈夫だ。14,000円程度で入手して、20,800円(iPhone 7なら+1,200円)のdポイントを得られる。