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13日間燃え続けたASKUL物流センターの今

今日3月11日は東日本大震災から6年目を迎える。未曽有の自然災害が東北地方を襲った。テレビはすべて震災報道に切り替わり、テレビからCMが消え、ACジャパンが繰り返し流されたのは記憶に新しい。
 
つい先月も連日報道が繰り返された人工災害があった。なんと2月16日午前9時から月末28日午後5時まで13日に渡って燃え続けた火災である。オフィス通販の雄アスクルの国内最大規模を誇る物流センター「ASKUL Logi PARK 首都圏」(埼玉県入間郡三芳町)から出火した。当初はすぐに鎮火すると思われた火災は、なんと2週間も燃え続けたのである。昨年12月に新潟県であった糸魚川市大規模火災でさえ約30時間であった。
 
アスクルは現在ソフトバンクグループのヤフー子会社となっている。ヤフーはアマゾン対抗で立ち上げたLOHACO(ロハコ)のためにアスクルを入手したと思われる。個人・法人とも取り込みたい思惑はまだ成功と言える状態ではない。そんな中での冷や水を浴びせる結果となった火災である。どれほどの規模であったか自分の目で見ておきたくていつものように原付を走らせた。さすがに鎮火から11日経っていたため消防関係は止まっていなかった。
 
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正門には影響がない。壁に大きく書かれた筆記具を持ったおじさんが、ホースを持つ人に見えてしまう。
 
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上から覗くと、窓はすべて破られてしまっているがそれほどひどい状態でない。
 
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出口に回ってみてもやはり黒いすすは見えるが外側の損傷はそれほどでもない。
 
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建物の西側に回るとまだ規制線が張られたところがあった。火災時はマスコミも殺到していたのだろう。天井部分が熱の影響で曲がってしまっている。
 
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正門の反対側になる北から見たところ。天井の崩れはここが一番大きい。この辺りが火元なのかもしれない。物流センターは畑の真ん中にポツンと建てられているのがよくわかる。このおかげで、周りへの被害は最小限に抑えられたのであろう。
 
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最後に東側からの遠景を見て撤収することにした。おそらくこの物流センターはもう使いものにならない。一度更地にして立て直すしかなさそうだ。地元民は現地での復興を要望しているようである。