千葉県東西南北の旅（最北端編）

昨日の最東端に続き、今日一気に千葉県最北端も制覇した。今回は片道55kmという今まででは最短の旅になる。野田市にある千葉県立関宿城博物館がちょうど茨城県との県境に建っていて一番北側ということになる。

 

 

 

約1時間半ほどで到着した。ここも有料なので外から眺めるだけにする。サイクリングの人が多かった。ここを目的地にしているのだろうか。

 

 

特に最北端という標識はなく、かろうじてこのプレートがそれを示している。

 

 

城の裏側は公園になっていて、なんと公園の半分は茨城県になる。つまり公園の中を県境が通っている。

 

 

地図で見るとこんな感じになる。

 

それでは実際の最北端に立ってみよう。こんな感じで奥に見える利根川まではアシが続いているので行くことはできない。下に見える道路は通行止めになっていた。というわけで、民間人が普通に行ける千葉県の最北端はここになる。

 

 

博物館に隣接した休憩室で一休み。前日に銚子で見たぬれせんべいも置いてあった。

 

 

周辺地図を見ていると鈴木貫太郎記念館とある。ご存知、終戦を迎えた最後の内閣総理大臣だ。任期は1945年4月7日～8月15日。玉音放送の後に内閣総辞職をした。これはぜひ行ってみたい。

 

 

記念館は無料であった。それでいて展示物は豪華のひとこと。入り口ではソファーが出迎える。

 

 

 

鈴木貫太郎が男爵の位を得たときのもので昭和天皇の御名御璽（ぎょめいぎょじ）を実際に目にする機会は多くないだろう、貴重なものを見れた。

 

 

8月15日に放送された終戦の詔勅（しょうちょく）とそのレコード盤もあった。

 

 

二度の事件に遭いながら命をつなぎ、日本を終戦に導いた首相の最期の言葉は「永遠の平和　永遠の平和」であったという。現在の安倍晋三が推し進める戦後70年の日本をどんな思いで眺めていることであろう。