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世界遺産祝一年、「富岡製糸場と絹産業遺産群」を訪ねる

さて、半島を2つ制したわたしは次のターゲットを世界に移した。そう、日本における世界遺産だ。2014年6月第38回世界遺産委員で「富岡製糸場と絹産業遺産群」は「世界遺産一覧表」へ記載された。あれから1年が経った。平泉、富士山とクリアしているわたしは最も若い日本の世界遺産を見なくして何を語れようか。
 
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6月28日(日)は快晴であった。距離はたった126km、往復しても300kmに満たない。すでに房総半島、三浦半島で300kmを経験済みのわたしには散歩のような距離だ。
 
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今回は前回の経験を活かして装備を変えた。丸一日炎天下で走るバイクの大敵は太陽であった。三浦半島の翌日から手の甲が日焼けで大変なことになった。その反省から長袖、手袋着用とした。
 
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いつものように朝7時に出発して3時間ほどかけてようやく富岡の標識を目にするようになった。
 
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10時半に到着した。すっかり観光地化していてあちこちで駐車場の呼び込みをやっている。大型バスが何台も停まっている。こちとら原付なのでその辺の空きスペースに停めて散策することにした。
 
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バイクを停めて3分も歩くと製糸場に着いた。さすがに天気もいいし結構な人出だ。
 
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入場券を買う列も混雑。入場券を買いたい人は街を散策しているときに入場券を売っているお店があるのでそこで買った方が並ばなくて済む。
 
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大人は1000円か、まぁいくらでもどうせ中は見ないのでいいんだけどちょっと高い気がする。学生が250円なら大人は500円でいいのではないか。
 
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ここで製糸場とはお別れ。
 
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この泡アワの石鹸販売をみやげ物ロードで10箇所ぐらい見たかもしれない。製糸とはまったく関係ないような気もするが牛乳石鹸よりいいか。
 
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やっぱりおみやげはこれじゃないと。カイコのまゆを模したものが基本。
 
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これはわかるが、ちょっともらった方はつらいのでは。実はわたしは幼少時代にカイコを飼って育てたことがある。親戚が養蚕業を営んでいてわけてもらった。カイコの主食桑の葉ももらってこの幼虫からまゆを作るまでを体験している。今の子はシルクなんて作り方を知らないんだろうな。
 
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ケンコバと宮川も来ていたか。
 
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歩いていると地元の演舞が披露されていた。
 
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その横で売っていた焼きそばをお昼ごはんにした。結構でかいしいたけが入っているのだが、作ったおばさんが周りにいっぱいいて、にーちゃんうまいか?なんて話しかけてくるもんだから残すわけにもいかずいただいた。
 
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最後に工女さんの墓を見て帰ることにする。製糸場からは徒歩5分ぐらいだ。
 
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なんとも似つかわしくないガチャガチャのある境内。
 
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異郷に散ったと書かれると不幸みたいだが、普通に出稼ぎで来て帰郷せずここで生涯を終えただけのような気もするが。そう言えばわたしの実家の前は日本毛織の工場があった。当時町内で一番大きな企業がここであったと思う。工場内で売店や床屋などひとつの町を形成していた。工女さんは主に九州から集団就職で来ていた人が多く、中学校を卒業すると金の卵として迎え入れられた時代だ。わたしも学生時代にバイトしたことがあり、羊の毛を洗うところが一番臭い。これをつむいで糸管にするまでを体験した。触ってごらんウールだよのCMが流れていたのもこの頃だ。
 
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さて、お墓に手を合わせて帰路につく。
 
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帰りにヤマダ電機の6月30日で閉店する店舗に寄って掘り出しものを探そうとバイクを5分ほど停めて帰ってきたら警告が貼られていた。ちゃんとバイクは駐輪場に停めましょう