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原付(50cc以下)で行く房総半島一周の旅、目指せ最南端野島埼灯台

2回目の東京単身赴任生活で新たに加わったグッズが原付である。前回も今回も自転車はある。しかし、原動機付きの自転車は今回が初めてだ。実は、わたしの免許は原付の取得が昭和58年2月、普通免許が昭和59年8月となっている。四輪より二輪を先に取っていた。
 
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今回の単身アパートは部屋の前に駐輪スペースがある。せっかくあるのに使わないともったいないなと思い、ネットで中古バイクを検索していると19,800円でご近所のバイクショップが出品していた。すかさず電話をして自転車で向かいその場で購入を決めた。自宅まで無料で運んでくれると言う。ナンバーを付けていないので乗ることができないためだ。ヤマハのジョグアプリオという機種で2000年のものになる。ちゃんとタイヤ交換などの整備もして、一ヶ月だけ保証もつけてくれると言う。
 
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これにスマホを取り付けるスタンドと、充電ができるようにUSB充電口を取り付けた。これで、スマホをナビ代わりに使って長距離ドライブも可能になる。
 
準備は整った。気候も春になりツーリング日和になってきた。後は決行するだけだ。そこで計画したのが房総半島を一周してみようというもの。一回目の単身赴任時代に一筆書きという最短区間錦糸町新小岩)で大回りをするJR線の旅で房総半島の外房線内房線を制覇したことがあった。ただこの旅だと改札から出ることができない。また、房総半島最南端までは電車が走っていないため行くことができなかった。すでに日本列島東西南北最先端を制覇した先端マニアのわたしとしては、房総半島の最南端ぐらいはわけない(はず)。
 
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Yahoo!地図を使ってルートを計算してみた。原付なので当然高速は走れない。一般道優先でも最適ルートを引くので必ずしも外周に沿わない。そのときは自分でルートをつまんで修正することでこのようなルートを計算することができる。キリよく333kmのぞろ目となった。約9時間か。あちこち寄り道しても12時間ぐらいでは行けそうだ。出発は5月9日(土)朝6時と決めた。江戸川区から出発して江戸川区に戻る。さて、どんな旅になるであろうか。
 
ガソリンは満タン、積算計は8438kmからスタート。出発は30分遅れて6時半となった。この時点で到着は9時50分となっているが計画としては12時に着いてランチができればいいと思っている。原付の最高速度は30km/hまでなので、165kmを平均速度30km/hで割るとちょうど5時間半、12時ジャストに到着する!さて、出発だ。
 
まずは国道357号線、東京湾岸道路に出て千葉を目指す。と言っても江戸川区の場合はすぐ隣が千葉県なので走り始めて5分もすれば千葉県入りする。今日はほぼ終日を千葉で過ごすことになる。周遊は内房→外房となるので時計の針と反対回りになる。
 
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東京湾アクアライン入り口、木更津に向かった。三井アウトレットパーク木更津はまだ開店していない(8:20)。
 
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アクアラインの房総半島側の付け根に到着した(8:26)。ご覧の通り終日くもりであった。この先に海ほたるパーキングエリアがある。
 
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房総半島周遊で目にする看板は海水浴場、潮干狩場になる(8:32)。海に面した土地ならではの海が生活の糧になっていることがよくわかった。
 
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竜宮城の看板が気になったので寄ってみた(8:36)。何のことはない、スパとホテル施設のようだ。
 
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ソニーの工場が見えてきた(9:03)。ソニー木更津工場かと思ったら今はソニーイーエムシーエス 木更津テック潮見工場とのこと。昔はプレステなんかを作っていたような気もしたが。
 
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さてここまで来るとひとつ目の先端が目に入る。富津岬という鋭利に飛び出した部分全域が県立富津公園になっている。もちろんバイクなので先端に向かおうとすると係員に停められてしまった(9:26)。今日と明日はイベントのため指定車両しか入れませんと言う。ここであきらめるわたしではない。
 
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真ん中の舗装された道路だけではなく、横道にずれて海岸沿いに進んでやる! 砂に埋まりました(9:31)。バイクで砂浜は走れません。
 
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というわけでやむなく遠くを見るとテントを張ったりして楽しそう。見える階段は明治百年記念展望塔で、東京湾を一望できるだけでなく、富士山が見える日もあり関東の富士見百景にも選ばれているそうだ、改めて来てみよう。
 
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海岸沿いはメインの道路からやや外れているのでこのように車も走ってなくて快適だ。ガソリンもまだ半分ある。
 
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内房線佐貫駅近くを走っていると気になる看板が出てきた(9:55)。これは行ってみるしかない。コースから外れて舗装された山道を上がること5分。確かに観音様が東京湾を眺めてた。400円かかるみたいなのでここでリターン。
 
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新舞子海岸に来た(10:06)。というのも実家のある愛知県にも新舞子ってある。調べてみると、福島、千葉、兵庫、愛知にそれぞれ新舞子海岸ってあるのだ。まぎらわしい。
 
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東京湾フェリーはここ金谷と対面の三浦半島久里浜を約40分で結ぶ(10:24)。料金は片道720円、原付込みだと1380円。いつか乗ってみたいものだ。
 
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内房なぎさラインを快適に流していると、日本寺大仏の看板が出てきた(10:28)。実は2日前にここで聖徳太子の石像が倒される事件があった。男女2人組ということだが、反日の団体だろうか。現場を見に行きたかったが、ひとしきり山を上がったあとに徒歩で向かわなければいけないので断念。
 
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館山までやってきた。リゾート地という感じだ。各企業や学校の施設看板をたくさん目にした。海上自衛隊館山航空基地の外側を走っていくと沖ノ島公園があった(11:24)。
 
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目指す最南端野島埼灯台まで残り25km、その前に最西端洲崎灯台を片付けておこう(11:28)。
有料みたいなのでここから眺めて終了(11:45)。
 
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しかし、さらに奥に行くと怪しげなゲートが。汚い字で房総半島最西端の地と書いてある。私有地のようだ。なんだかやな感じ。
 
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さぁ、このあとは目的地まで一本道。ほぼ予定通りに到着した(12:12)。まずは人間に補給しなければいけない。
 
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入り口すぐにあるみずるめというお店に入って、これまた店名となっているみずるめ定食をいただいた。日替わりのようでこれはスズキのフライである。
 
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そしてついに最南端へ来た(13:14)。アパートを出発して6時間、いつもながら予定通りに実行できた達成感に浸る瞬間だ。さらに岬の先頭が小高い岩の山になっていてその上にベンチらしきものが見える。
 
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近づいてみるとやはりベンチであった。ここから海を眺めるのであろうか。
 
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ここからは折り返しになる。メーターを確認しておこう。8626kmだから188kmだ。ラインから外れて散策もしたので計算より増えている。
 
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外房の名所と言えばこの鴨川シーワールドだろう(14:37)。
 
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帰りはあまり寄り道せず早く帰りたい。それでも気になる看板を見かけると寄ってしまう。勝浦海中公園は結構奥まったところにあった(15:30)。
 
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あとは九十九里浜だけ見て帰るつもりがその手前でこんな看板が(16:16)。これはマージャン雑誌で有名な竹書房が経営している博物館ではないか。寄らなければなるまい。しかも閉館まであと14分。
 
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あれま、すでに休館ではないか。調べると1999年開館、2012年休館とある。残念だ。この麻雀博物館九十九里浜の下側ほぼ根元にある。
 
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九十九里浜というぐらいだから400kmぐらいあるのかと思いきや実際には66kmとのこと。源頼朝の命で1里ごとに矢を立てたところ99本に達したのが由来のようだ(16:30)。サーファーがいっぱいいる。波待ちで漂っている。
 
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99里を2里ほど進んだところで、房総半島を横断することにする。あとはもうどこにも寄らずまっしぐらに帰るだけ。下宿先近くのガソリンスタンド到着にして満タン給油する(19:07)。
 
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走行距離8804-8438=366km、給油5.20+3.65リットルなので燃費は41.3km/Lという結果だった。今回の旅の費用は以下の通り。
 
ガソリン代 1,237円
ランチ代 1,080円
疲労(主に肩凝り) プライスレス