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原付でドラゴンボール スタンプラリーを一日で回れるか!?

JR東日本は商売上手
計画編を読んでいない方はそちらから先にお読みいただきたい。
思えばこの企画、冬の青春18きっぷが終わるのと時を同じくして始まった。唯一1月10日のみが重なる期間であったが平日なのでチャレンジできる人は少なかっただろう。しかも、東京23区内以外の設定もあるため、東京モノレールや千葉エリアで結構なお金がかかる。さらに改札外に設置してあるため一回外に出なければならず、フリーでなければ都度運賃が発生する。ICカードによる割引を考慮しないとフリーきっぷを使っても3,290円の運賃がかかる。土日であれば東京モノレールのフリーきっぷが700円なので2,880円まで負担は減る。
 
電車による全駅制覇最速記録
なんと開始日の15時半に全駅達成記録が出ている。さすがに最遠の取手まで考えると原付では勝てない。さらに原付は駐輪場所を探しながらのスタンプになるためどうしても後手後手になる。泣き言を言っても始まらない。やると決めたらやる!みんな、オラにほんのちょっとずつだけ元気を分けてくれ!!
 
西荻窪を起点に開始した
今回の全駅制覇でネックになるのはみどりの窓口内にスタンプ台が設置されている駅が5か所あることだ。そのうち、金町と新松戸が7:00~20:00とかなり厳しい設定になっている。ここを最初にクリアするか最後にするか。取手を起点にすると4時半にスタートしたとして6時前には新松戸でゆっくりモーニングをしなければならなくなってしまう。実は後で考えるとその方がよかったということになる。急がば回れということか。
新宿、渋谷、品川、東京といった大規模駅を早い時間にクリアしておきたくて西荻窪を起点に決めた。実施日は2017年1月28日(土)だ。とりあえず自分の方針に従って朝3時に起床、3時半に出発、一路西荻窪を目指した。
以下、65駅すべてのタイムスタンプとともに解説を加えていこう。
 
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記念すべき一駅めである。もちろん、まだ外は暗く寒い。当日はこの時期にしては暖かいという予報だったが、さすがに早朝は寒い。
 
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スタンプ帳1つめをしっかりと記した。もう後戻りはできない。
 
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15分後に2つめをスタンプ。ちょっと設置場所を探すのに手間取った。効率よく回れるように全駅の設置場所はプリントして持ち歩いていた。しかし、南口や西口といった文字だけではなかなか思うようにスタンプ台にたどり着けないことも多々あった。
 
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23区内の中央線や山手線エリアは駅間の距離が短いため比較的テンポよく回ることができた。
 
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まだまだ人は少ない。
 
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スタンプ台のインキ濃さが駅によってまちまちだった。どうしても乾燥してしまうので定期的に交換するなりインキ補充をするなりして欲しい。
 
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およそ1時間で6駅もクリアした。このペースなら11時間で終わっちゃうと皮算用していた。ちなみに画像のタイムスタンプはデジカメのものである。デジカメのカレンダーを正確に合わせておき記録代わりに使った。
 
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このようにスタンプ台は1つ、スタンプは2つというのが基本的なパターンになる。
 
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スタンプは盗難防止のためチェーンでつながれている。このため長さが十分ではなく捺しにくい場合も結構あった。もう10cm長くしてもいいような気がする。
 
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6時台になってようやくスタンプ台に並ぶ人を見かけた。この女性も今日一日かけて制覇するのであろうか。新宿駅構内は広大であるが、東口から入って割とすぐ発見できた。
 
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まだ外は暗い。ここでようやく10駅めだ。なかなかいいペースで回れている。
 
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このように外からすぐ見える位置に設置されている駅はありがたい。ちょいと原付を停めてすぐにスタンプして戻ることができる。非常に効率がよい。
 
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ここは南口の街頭宝くじ売り場の前に停めてすぐのところに設置されていた。
 
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この特徴的な兄ちゃんを覚えておいていただきたい。
 
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あれ?さっき10分前に恵比寿にいた人だ。電車でも原付でもほぼ同じ時間なのか。
 
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おぃおぃ、ウソだろ。3駅連続で、しかも常にわたしより先回り。
 
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さすがに4駅連続はなかった。さみしいような勝ったような。
 
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大井町はよくヤマダ電機の日替わり特価品を求めて並びに来る思い出深い街である。
 
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起きてから5時間も経つとおなかも空いてくる。開始から3時間ちょっと、18駅めクリアで小休止をした。
 
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駅に隣接してある朝うどん!の文字が目に留まった。朝8時にいただくうどんは格別だ。もちろん大盛無料にした。
 
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おなかを満たしたところでラウンド再開。
 
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羽田で大失敗を犯した。蒲田と2時間近い時間差があるのがおわかりだろうか。かつて原付で羽田空港も周回したことがあるのでたどり着くまでは問題がなかった。しかし、事前の調査が足りなかった。空港はさすがに警備が厳しくその辺に駐輪するわけにはいかない。第一、第二ターミナルのそれぞれ出発と到着フロアを何周したことか。途中で自動二輪の駐車場は表記があった。原付は自動二輪ではないので停めることができないと思い込んで無間地獄にはまったのだった。
羽田空港原付も自動二輪の駐輪場に30分50円で停めることができる!入口も自動車と同じ駐車案内標識に従って行けばいいのだった。ここでの1時間強のロスが後々後悔をすることになる。
 
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そんな人の思いも知らず、羽田ではカバンの中を覗いただけで50冊ぐらいの束で持っている兄ちゃんがいた。おそらくヤフオク!で転売するのであろう。65駅コンプリートしていれば3000円程度で売れる。週末ごとにやればちょっとした小遣いにはなる。
 
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おや、あんた久しぶりじゃない。3駅連続遭遇した兄ちゃんにまた会うことができた。ここまで来るとなぜか戦友のような親近感を持つから不思議だ。
 
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ここでは自転車乗りの二人組にあった。自転車周回による一日制覇は計算するまでもなく絶対に不可能だ。二日がかりで頑張って欲しい。
 
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このような親子連れが正しい姿なんだろうと思う。65駅回って8割以上が大人であったと思う。
 
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12時の時点で24駅めとなった。まだ半分も達成できていないのか。
 
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一部の駅には2時間無料の駐輪場が設置されていてそこを利用した。
 
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さすがにお昼を過ぎると人出も増えてくる。こうなる前に都心部は抜けておきたかった。
 
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東京だよおっかさん。ここは3つのスタンプが設置されていた。警備員も立っていて常に行列ができているようである。
 
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長い自由通路にぽつんと置かれたスタンプ台は哀愁を感じる。
 
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午後になって子連れを多く見かけるようになった。
 
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今や電気の街というよりもアニメのメッカ秋葉原でちょうど30駅めとなった。
 
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これ最初オカチマチとは読めなかった。
 
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上野は巨大パンダの横に設置されている。
 
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33駅め、ちょうど65駅の真ん中の駅ということになる。スタートから9時間半。何とかなりそうか、20時リミットの駅が気にかかるところではある。
 
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東京ドームの最寄り駅となる。
 
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何気に橋がつく駅名が多い。また、手作り感満載の背面POPが泣ける。
 
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我が通勤駅である。事前にスタンプ帳を手に入れていたのもここの駅だ。迷うことなくスタンプ台に向かえた。
 
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23区内の中央線や山手線は駅間が短くて効率よくトントン拍子で進める。
 
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よく見るとスタンプインキのフタが開いている。こうしてやりっぱなしにしていくから乾燥してしまうのだ。ちゃんと捺したらフタは閉じておこう。
 
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この日は東京体育館で何やら大きなイベントがあったのかすごい人だかりだった。
 
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ここもアニメの街ですな。
 
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ちょいとさみしいスタンプ台。
 
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池袋はいまだに駅構内がよくわからない場所である。
 
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この辺からはやや郊外になるので原付も停めやすいし、人も少なくなってくる。すなわち効率よく回れるということになる。
 
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子どもには楽しい企画なんだろうなと思う。
 
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いよいよ17時台に突入して終わりを意識してくる。現在45駅め、59番と61番を20時までに回らなければならないことを意識し始める時間であった。
 
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だんだんと一回も利用したことがない駅になってくる。
 
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スタートから13時間、思えばお昼は御茶ノ水で食べたコンビニおにぎり2個である。唯一座ってゆっくり食べられたのは朝うどんだけであった。どう考えても夕飯の時間はない。
 
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昼間脱いでいたインナーをまた着用した。気温が下がり始めている。
 
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もう4駅遭遇したあの兄ちゃんに会うことはなかった。
 
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ここでちょうど50駅め、ゴールは近いが20時の途中リミットまで2時間を切った。
 
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時間帯的にもさみしくなってくる。
 
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だんだんとコメントもなくなってきた。
 
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設置されている駅もぼろくなってくる。
 
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いよいよ、あと1時間で20時になる。当初決めた順路通り回るのかどうか決断をしなければならない。
 
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ここは駅名すら初めて聞いた。55駅めなのであと残り10駅だ。
 
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ここも開けっ放しではないか。
 
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ついに残り30分を切ってしまった。とりあえず順路を飛ばして20時リミットの駅を先回しにするしかない。
 
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みどりの窓口終了20時前に滑り込めた。
 
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この時点で次のみどりの窓口内にある新松戸までの計算をすると20時20分。完全にアウトなのだが、ダメ元で向かうことにした。
 
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なんとかみどりの窓口の外からスタンプ台を眺めることはできた。ってダメやん!もっと早めにスキップしてここを先回しにすべきだった。
 
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こうして無情にも新松戸の窓口は固く閉ざされたままだった。
 
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一度順路を飛ばしてしまったらもう同じなので最後の取手に取っておいたが先に済ませておくことにした。
 
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ここまでくればあとは戻る方向なので少しは気が楽になる。
 
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こんな時間でもまだ子どもがスタンプ捺しでいるのか。
 
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武蔵野線とか郊外の路線をなめていた。一駅間が長い!
 
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さすがにもう誰もスタンプ台に並んでいない。
 
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順路が変わってしまったが途中飛ばしたためここがラスト65駅めとなった。お疲れ様!約18時間半のアドベンチャーであった。
 
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ヘロヘロになりながらも集めた64個のスタンプ帳。65駅回りながらも完全制覇できなかったのもひとつの結果である。それはまるでローカル路線バス乗り継ぎの旅の最終回で太川・蛭子コンビが完遂できなかったようなもの、これはこれでいい思い出となった。
 
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やり切った満足感を胸に外に出ると、両さんがよくかんばったなと出迎えてくれた。同じ週刊ジャンプ連載仲間のエールであった。
 
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最後に64個集めたスタンプを公開してこの冒険を閉じることにしよう。朝3時半に出発して自宅に到着したのは23時半、シンデレラタイムぎりぎりであった。疲れ切った体を癒したとき、おそらくスーパーサイヤ人的なパワーを得ているのだと信じたい。
 
結果、わたしは失敗であったわけだが、この冒険は2月27日まで開催されている。ぜひ恐れることなくチャレンジして欲しい。