多良間島からフェリーで戻ると16時を過ぎている。夕食は前回訪問時に食べた伊良部島の食堂にしよう。今回、この島は三日間連続で通った。宮古島とつながる3つの橋のうち伊良部大橋は一番最後にできたものになる。まだできて4年半しか経っていない。宮古島側付け根には撮影スポットが用意されている。
一番高いところは27mでフェリーが航行できるようになっている。先ほど下から眺めたばかりだ。
島に渡って右に進むと山の上にサシバという鳥の形をした牧山展望台がある。日の出を見るときに向かうことにする。
道路沿いにヤマトブー大岩というスポットがある。
むしろその向かいにある廃墟の方が気になる。前回来たときからまったく変化がない。
カツオの水揚げが多い佐良浜漁港がある。カツオ加工施設が多い中で人気の食事処が魚市場いちわである。漁港直結で新鮮な魚を安く味わえる。
なんと11時から15時のわずか4時間しか営業していなかった。
結局翌日リベンジで大盛況の中、1時間並んだ。
食券を買ったあとはテーブルが空いていても座らせてくれない。まず立ったまま30分ぐらい待たされるのだ。時々ズルをして空いている席に勝手に座って食券を出して呼びつける人がいる。先方も手慣れたもので、立っている先頭の人から食券と交換で席に案内するので不正は検知できる。
席に案内されてからもさらに20分ほど待たされてようやく待望のマグロ&カツオにありつけた。
桶の中いっぱいに切り身が敷き詰められている。食べ方の紙が一緒についてくるのでその通りに食べたい人はマネをしてもよい。
続いて食後のデザートとして、島の真ん中を突き抜けてなかゆくい商店に向かった。ここで一番人気の紅芋サーターアンダギーに紅芋のアイスをはさんだ商品だけが売り切れていた。
3日目、早朝6時に牧山展望台に向かった。宮古島最終日のご来光をここから眺めようというわけだ。この時期の日の出は6時半ごろになる。日の出・日の入を撮りたい目的以外に、観光スポットによっては干潮時にしか見れないなんてところも多い。サーフライフにて最新情報を確認しておこう。
6時28分、眼下にヤマトブー大岩を見下ろしながら海の向こうに見える宮古島から太陽が顔を出した。右側には伊良部大橋が見える。
このあと一旦島を離れ、午後のデザートを食べに再度戻ることになる。シモジスーパーでしか食べられない黒糖アイスクリームは売り切れだった。
気を取り直して前日食べられなかったなかゆくい商店で待望のさたぱんびんアイスにありつけた。
人に優しくなれるというてんぷらは食べなかった。
これで伊良部島は終了となる。犬はおおらかに放し飼いだった。信号はちゃんと守っていた。そもそも、こちらの人は非常にゆっくり走る。時間の流れ方が違うのだ。時おり飛ばす車を見かけるとレンタカーで現地人ではない。日常の雑踏を離れ、時を忘れてゆったりしようと訪れるのに、その気持ちはハンドルを握った瞬間に忘れてしまうのだろう。