ソニーポータブルナビ nav-u でわらしべ長者をやってみた

会社の営業車でソニーのポータブルナビゲーションであるnav-uシリーズNV-U3を使用している関係ですっかり使い勝手に慣れてしまい、ヤフオクで同じものを手に入れてマイカーでも使用している。しかし、このnav-uシリーズもソニーが2012年7月突然出荷完了の発表をして終焉を迎えることになる。実質的なカーナビ事業の撤退だ。スマートフォンの普及も影響しているのだろう。残念なことだが、ゴリラを発売していたサンヨーもパナソニックに吸収され、カーナビも淘汰の時代にきている。

ソニーの場合、驚いたのは2012年4月から1年間の最新地図データ無料ダウンロードキャンペーンを始めたばかりだったからだ。このキャンペーンも2013年3月末で終了になる。

今持っている旧型nav-uの地図データも古くなっていることだし、在庫処分で安くなっていればと思い価格コムをチェックしてみた。

現在発売になっているのはこの5機種である。7インチ、4.8インチ、3.5インチの画面サイズでサイズ的に手頃なのは4.8インチモデルなので、NV-U77VTとNV-U77Vの2機種になる。この違いはFM-VICSユニットが同梱されているかどうかだ。その他の性能的な違いはない。NV-U97Vも同様だがこちらは16000円もの開きがあるのに対して、NV-U77Vはわずかな違いしかない。これはNV-U77VTの相場が劇的に下がっていると見るべきだ。

ここでふと考えた。NV-U97VはFM-VICS機能が高く評価されているのに比べてNV-U77VTが安過ぎるのではないかと。FM-VICSの機能に本来は１万円程度の価値があるのではないか。で、オプションを探してみるとFM-VICSの純正オプションというものがない。一番近いオプションでNVA-FV1というFM-VICS＋ワンセグアンテナがセットになったものしかない。もちろんそれもとっくに廃盤だ。NV-U77VTに付属しているFM-VICSユニットの取扱説明書にはNV-U77VT専用とあるが、実際にはFM-VICSに内部的に対応したモデルはたくさんある。ビーコンに対応したオプションは入手しやすいが、FM-VICSは希少価値があると判断した。

さらに、この3月末に現行モデルを買って申し込める2012年版最新地図は2万円程度で売られているNVD-U43Jという地図更新ディスクとほぼ同じ内容であることがわかった。ということはこのキャンペーンディスクを使わず売ってしまえば15000円程度の価値があるのではないか。