きっかけ
わたしが東京に二回目の異動となる少し前に、名古屋で一緒だった同僚が仙台へと異動した。その彼とふとしたことからお互いの中間地点で落ち合おうと話し合って半年ぐらいになるだろうか。冬も過ぎ夏になる前に決行しておきたい。
公平を期すため東京都庁と宮城県庁を起点としてお互いの距離を一般道で計算すると356kmになる。その半分になる178km地点はどこであろうか。実は那須高原スマートICがちょうどその位置になる。ということで、おそらく6月になると思うがここで待ち合わせをしようと思っている。彼は那須もいいが、新装なった日光東照宮を訪れたいという。ご存じ三猿が色彩鮮やかになって帰ってきたそうだ。
日光 vs 秩父
この日光三猿に対抗する三猿が存在するのをご存じだろうか。「見ざる・聞かざる・言わざる」とは真逆の「よく見・よく聞いて・よく話そう」を模す三猿が存在する秩父神社だ。歴史は日光東照宮より古い。ネガティブ日光三猿 vs ポジティブ秩父三猿をそれぞれ見比べることにした。
一路秩父へ
95km、3時間の旅に出発した。途中休憩は一か所、道の駅果樹公園あしがくぼで取った。天気がいいので、四輪、二輪とも行楽日和だった。
今日は結婚式が執り行われるようだ。ハリウッド並のレッドカーペットである。
三猿の彫刻があった。ポジティブ三猿ではなくお元気三猿という名前のようだ。来月日光のものと比べて見よう。さてこれで目的は達成した。せっかくなので秩父駅まで散歩してみた。
おお、そうだ。秩父鉄道はSLを走らせているのであった。入場券を買ってホームに行ってみよう。
なんと今日は貸し切りのようだ。もっともこの値段では乗れないわけだが。
11時前にホームから出発前のSLを見ることができた。170円払った甲斐があった。
蒸気機関車特有の音と、石炭の燃える匂いがSLをより感じさせる。
ちょっと早いが駅に隣接する施設でランチをいただくことにしよう。秩父名物とあれば食さないわけにはいかない。
揚げた後に甘辛のたれに浸した感じで、わたしの口には合わなかった。
標高500メートルの高さまで上がるとそこは青空に映えるポピーの群生が・・・見えるはずであった。
ご覧の通りの濃霧になってしまい、高いところに行くと数メートル先が見通せない状態だった。また、ポピーの生育も悪いようで、入園料も土日600円のところが半額になっていた。
まぁそれでもめげずに写真に収める人や、記念撮影に興じる人もいた。
せっかくの屋台も人がまばらであった。快晴でポピーも満開であったらもっとすごい人だったのだろうと思うと残念である。
次回予告:那須高原・日光
次回の那須高原、日光編もすでにスケジュールは決めてある。梅雨入りだけが心配だ。