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ドコモ タイプXiからカケホーダイ(ケータイ)への切替ご用心

2014年6月1日からドコモの新料金プランが始まった。基本プランとしてカケホーダイが標準となった。ガラケーで使う場合が2,200円で、それ以外は2,700円となっている。今年の3月までは家族まとめてMNPすると過大なキャッシュバックが得られて、なおかつ端末は無料でもらえた。おそらく家族中の回線をまとめて各社渡り歩いた人もいるのではないだろうか。

近所にもそんな一家があった。ソフトバンクから3台まとめてドコモにMNPスマホタブレットで使う以外にガラケーで利用していた祖母の回線まで丸ごと移動した。もらった端末は売却して、キャッシュバックももらい、それでいて高額な月々サポートが残った。移動したおかげで毎月の維持費が安く済んで喜んでいたのもつかの間、祖母の通話料金が1万円を超える月が出てきた。Xiカケ・ホーダイを保険としてつけておいたのだがまったく役に立たなかった。そうこうするうちに、ドコモがカケホーダイの新料金プランを打ち出してきた。5月15日から予約を開始していたので、この家族には6月から祖母回線を、タイプXiにねんから定期契約ありのカケホーダイ(ケータイ)に変更することを勧めた。元はiPhone5sでの契約だったが、ドコモガラケーにSIMをはめて使っていた。タイプXiのままFOMAガラケーに挿して使っていたわけだが、この機会に3,000円を払ってFOMAへ契約変更することにより毎月2,200円でカケホーダイが利用できることになる。契約変更の手数料は半年で回収できてしまう計算だ。iモードを使わず、通話とSMSだけでよいヘビーおしゃべりユーザには神プランだろう。
5月下旬にドコモショップに出かけて手続きをしようにも余りの混雑ぶりに帰ってきたそうだ。その際に、6月中いつ変更しても月初にさかのぼって計算されるので大丈夫ですと説明を受けたようだ。これが不幸の始まりだった。
 
さかのぼり計算を見込んで祖母は順調に通話をしまくった、その金額約6千円。そして新プランへの切替をしたのが6月下旬。当然、家族はさかのぼり再計算がされるつもりでいたが、7月10日無情にも再計算されることなく確定してしまった。ドコモショップでのいきさつはこうだ。
 
家人「タイプXiにねんからカケホーダイ(ケータイ)に変えてください」
DS「直接はできません、一旦FOMAに切り替えないと(ケータイ)にできませんが、さかのぼりされますし、手数料を払っても先々を考えるとお得です」
 
これがワナだった。タイプXiにねん→旧FOMA→カケホーダイ(ケータイ)ではタイプXiにねん→旧FOMAの分の再計算がされないのだ。旧FOMA→カケホーダイ(ケータイ)ではもちろん再計算されるが新プラン切替のためだけの経由なのでこの間の再計算は実質的にゼロ円だ。ドコモショップはこの場合このように手続きすべきだった。
 
タイプXiにねん→Xiカケホーダイ(スマホ)→FOMA契約変更→FOMAカケホーダイ(ケータイ)
 
このようにしていれば、当月は一番料金の高いXiカケホーダイ(スマホ)の2,700円が適用されるが再計算はされる。3,000円の契約変更料がかかるのも同じだが、少なくとも約6千円の通話料がかかることはなく、またXiカケ・ホーダイの定額料700円も再計算でゼロになっていた。
 
このトラブルについてドコモインフォメーションセンターではドコモショップでの案内ミスを認めながらも再計算はできない、よって支払いは減らさないという姿勢を崩さなかった。新プランへの切替でユーザに不利な計算がされないように、システムを変更できないだろうか。