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昭和な空間、岐阜レトロミュージアムにタイムスリップ

ふと喫茶店で手にしたタウン誌月刊Cheek3月号をめくっていると、レトロ案内が名古屋中心に紹介をされていた。その中で気になったのが岐阜にあるミュージアムだった。2016年9月24日オープンした岐阜レトロミュージアムで、岐阜市の北になる山県市(やまがたし)にある。金~月曜日の週4日間営業になっている。

 

暖冬で雪の心配がないため原付で向かってみた。ただ、風はめちゃくちゃ冷たかった。国道256号から50メートルほど中に入ったところにあるが、目印の看板がないのでナビをしっかりセットしておかないと通り過ぎてしまう。

 

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うまくたどり着くとまずはレトロな看板がお出迎えしてくれる。由美かおるのセクシー看板がないのは残念だ。カンコー学生服は元々漢字だったと初めて知った。

 

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表はこんな感じで、いきなりの昭和感たっぷりのたたずまい、期待は高まる。

 

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なぜか券売機だけは最新だった。時間制で、1時間・3時間・1日と3種類用意されている。お試しの1時間券800円を購入した。

 

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入ってすぐにコカ・コーラ自販機が登場する。コーラの瓶と言えばこれだった。底付近に〇や□マークが彫り込まれていて、甘口だとか辛口なんて都市伝説もあった。王冠の裏ををめくってお金が当たるキャンペーンもなつかしい。実際に希少な種類以外は買って飲むことができる。

 

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左を見るとアグネス・チャンEPレコードが微笑みかけてくれる。その上にあるのは頭につけるネットだろう、うちのおばあちゃんがしていた!

 

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今は亡きサンヨーのステレオラジオダブルカセットだ。FMステレオから楽曲を録音して自分の好きな曲順に2つのカセットデッキを使ってダビングする。黄金バットマッハGoGoGoのおもちゃは家にあった。

 

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駄菓子コーナーや懐かしのゲーセンが再現されている。お菓子は実際に買うことができるし、ゲームは無料でプレイできる。

 

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駄菓子のおススメはこの2種類らしい。

 

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奥から入り口を見るとこんなウナギの寝床状態の店舗なのがわかる。右側に見えるパチンコに行ってみよう。

 

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右に積んである箱は自由に持っていくことができる。すべて無料だが、当然増えても景品に換えることはできない。

 

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この玉貸し機は記憶にない。50玉が出てくるようだ。

 

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さて、なにを打とう。台は昭和時代の手打ちはさすがになかった。今はほとんど見ない羽モノ機が多数ある。

 

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おお、大同 ミサイル7-7-6Dではないか。三共スーパーコンビ規制後に登場した対策一発台である。

 

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お、クルーンに飛び込んだ。そして見事に外れた。ここのパチンコ台は当たりやすいように調整がされているわけではないので、ドル箱が簡単に積めるというようにはなっていない。その分だけよりリアルに楽しめるのではないだろうか。

 

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片隅にはパチンコの原型となったスマートボールが設置されていた。これもひと箱打ったが一発も入賞せず。当たるとガラスの上をボールががらがらと流れてくる。そう言えば浅草のスマートボール専門店が1月26日で閉店したというニュースを見たばかりだった。

 

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パチンコを終えて懐かしのアーケードゲームに興じてみよう。まずはハングオンだ。これは簡易型だが、実際のバイク形状のコントローラで左右にガンガン揺すって楽しんだ。

 

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奥がアフターバーナー、手前がギャラガだ。

 

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そろそろ時間がきたのでいったん出て食堂スペースに行ってみる。ここは有料入館者のみが楽しめるスペースになっている。こちらだけを無料で入ることはできない。

 

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何台かは実際に稼働していて食べることができる。かつて高度成長期、トラックが走る国道にはいくつもオートスナックがあった。24時間食事ができる自動販売機として、菅原文太愛川欽也の胃袋を満たしてきた。

 

1時間はあっという間だった。パチンコを一回ぐらい大当たりしたかったが時間が足りなかった。岐阜には他に飛騨高山レトロミュージアムもある。こちらは岐阜から遅れること2年、2018年11月15日にオープンした。時間制ではないのと、後発だけあってかなり豪華な構成になっている。ここもいずれ行ってみようと思っている。昭和の給食を味わいたい。