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4年ぶりのau契約、iPhone 5sからiPhone XRへ

1年前に作っておいたソフトバンクプリペイド回線(シンプルスタイル)が2本満期となった。これは維持費がかからず1年間の熟成でMNP弾になるもので、それほどガツガツせず、年に1、2回MNPできれば満足なケータイ乞食には愛用されている。正直今回はこのまま流そうと思っていた。契約から420日を過ぎると自動的に解約されてしまう。もちろん解約費用はかからない。そのまま電話番号も消滅する。
 
事前準備
しかし、この春が最後になるのかもしれない。ひょっとすると来月はひと足早くMNP施策を各社やめてしまうかもしれない。となると動くのは今月しかない。ドコモはすでに20回線フルで身動きが取れない。必然的に向かうはメジャーキャリアではauということになる。思い起こせばauで契約するのは4年2ヵ月ぶりだ。だがこんなこともあろうかと、事前にJ:COMショップで1台につき1万キャッシュバックのクーポンは入手してある。また、ガラケーも下取り用にヤフオク!で格安のものを2台調達済みだ。
 
案件探し
最近はツイッターでの案件公表に規制がかかっている。3キャリアとも同様で、キャリアショップは青色吐息である。しかし、あれだけ高額キャッシュバックが問題になっている中でまだ街の携帯ショップは元気につぶやいている。
 
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例えばこんな表記で客の目を惹く。わたしが探しているiPhone XR 64GBが2台同時契約で1台につき本体6,600円+最大84,000円還元とある。これはどういう意味であろうか、詳細はアメブロへ誘導になっている。あまり細かい内容をツイッターで書けないためだ。
 
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開くとさらにすごいことになっている。2台乗り換えで238,000円のキャッシュバックとはどういうことだろうか。これはあくまでも定価98,400円×2台を48分割という4年払いで購入した場合のキャッシュバックでしかもその支払いは数ヶ月後の振り込みになる。よく見ると一部端末値引きにも使えるとある。これはどう読み解けばいいのだろうか。
 
ここにはauが客を逃さないいくつものトラップが仕掛けられている。テレビCMで見る三太郎シリーズの明るいイメージが表の顔とすると、ここには裏の顔が見え隠れする。auの意向に沿って販売奨励金をより多く分捕るための施策集大成がこの表記だ。順に紐解いていこう。
 
トラップ1 分割契約
スマホが高額になるにつれて24回分割払いが一般的になっている。しかし、ここ最近は48回という長期の分割が出てきた。スマホの高機能化が進む中、4年というのはありえない。さらには2年継続してくれて引き続き分割を組むなら残債を免除するというプランまで登場させている。一度契約したら絶対に逃がさないというアリ地獄方式は総務省からも非難されている。
トラップ2 2年契約
auでは誰でも割という名称で2年契約を条件に基本料を1,500円(税抜)割り引く。2年おきにある3ヶ月の猶予期間以外での解約や乗り換えは9,500円(税抜)のペナルティが発生する。ほとんどの人は回線2年契約、端末2年分割で購入しているはずだ。
トラップ3 auスマートバリュー
自宅のau系固定回線とセットにすることで基本料を500~1,000円安くしてくれる。最近では50歳以上の家族は住所が違っていても適用するという。もう家族どこに居ても逃さない施策で、キャッシュバックの金額にも反映してくる。
auスマートバリューの検討と見送り
今回最後まで考えに考え抜いた結果、見送ったのがauスマートバリュー適用のための下準備だった。スマバリ契約の有無でキャッシュバックと毎月維持費が変わるのでこちらも必死だ。
まず、我がアパートで敷かれているのが「J:COM In My Room」というインターネットサービス。アパートオーナーが負担してくれているのでJ:COMのネットとテレビが無料で付帯している。入居当初はテレビだけだったが、途中でネットも追加された。テレビ+ネットはスマバリ対象になるが、この場合のテレビとは有料契約をしている必要がある。無料のテレビは対象外なのだ。地上波コンテンツで十分なわたしはこのために月額4,000円程度を支払うわけにはいかない。では電話はどうか。J:COM PHONE プラスは月額1,330円がかかる。これ以外に事務手数料3,000円と工事費5,000円がイニシャライズとして必要になる。わずか5ヵ月程度のauスマホ維持のためにこの契約も現実的でないことがわかった。
J:COMをあきらめて、Wi-Fiルーターを代用することでスマバリを適用させる方法もある。しかし、これもWi-Fiルーターが月額4,000円近くかかって現実的ではない。今回はauの考える家でも外でも縛る戦略には乗らないことにした。
トラップ4 従量式より定額式
今までパケットを使おうが使うまいが7GB契約をさせてがっちり回収してきたキャリアが、総務省の指導に従って渋々1GBからのプランを用意した。定額のフラットプランより、従量のピタットプランを選ぶとキャッシュバックが減額される。
トラップ5 下取りマシマシ
MNPの場合は元キャリアで使っていた端末があるはずなのでそれを回収する条件でキャッシュバックを設定している。機種によって2,000円~59,000円まで変わってくる。なので、本来キャッシュバックとして一律で記載するのは難しいはずなのに、20,000~30,000円の下取り機種を出した前提で表記されている場合が多い。高額キャッシュバックの一番大きな架空表記の原資になっている。
トラップ6 クレジットカード払い
口座振替は確認に時間がかかる上、引き落としができない事故の可能性があるためクレジットカード払いでないとキャッシュバックが減額される。
トラップ7 補償サービス
スマホが高額になるにしたがって保険のつもりで入る補償料もうなぎのぼりだ。「故障紛失サポート with AppleCare Services」という最新のサービスではiPhone XRが月額890円(税抜)、XやXSでは1,190円(税抜)となっておりすぐに解約するにしてもこの加入を強制されるのはつらい。
トラップ8 有料コンテンツ
いまだに5,000円程度の使いもしない有料サービスに3ヶ月程度入ることを強要する携帯ショップも多い。キャッシュバックの振り込みを3ヶ月以上先に設定しているのもそのためだ。
トラップ9 初回無料コンテンツ
初月や初回30日無料系のキャリアサービスがセットされる場合が多い。無料なのですぐに外せばいいと思っているとこれを忘れてしまうことあり、それを狙っているのかもしれない。そういう意味では最初から取られる費用がわかっている有料コンテンツより悪質なのかもしれない。つい先日、元ドコモ役員にして「iモード」「デコメ」「おサイフケータイ」などの生みの親、夏野剛氏がツイッターで実母がドコモショップのこの戦略にしてやられたと古巣を非難した。
 
この辺のトラップをすべて回避していくと実はMNPであっても定価から4~5万引き、キャッシュバックはなしというところに落ち着く。この辺の最大条件による誇大広告気味の表記もそろそろ規制していくべきだろう。

ソフトバンクショップにてMNP予約番号発番
 
 
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決行日は2月17日(日)とした。通常は事前に入手しておくMNP予約番号を取ることができなかったので当日10時開店と同時に飛び込んで1時間後のカウンター案内となった。シンプルスタイル回線は現金のみの取り扱いになる。
 
ヨドバシカメラにて契約
 
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以上のことを勘案して、比較的おとなしい売り方をする大手電気量販店を視察した。その中で一番条件がゆるそうだったヨドバシカメラ秋葉原で契約をした。MNP 2台、ガラケー下取り、クーポン別使用可、auスマートバリューなし、スーパーカケホ+auピタットプラン、有料は故障紛失サポート with AppleCare Services、無料ありはauスマートパスプレミアムとApple Music、au STAR★の3つだった。これで一括1台6,600円(税込)の店舗キャッシュバックなし。後日クーポンの10,000円キャッシュバックが2台分となる。
 
コスト計算
auブラックリスト入りしない最短の契約期間は122日と言われている。約4か月見ておけばいい。となると、2月17日に契約したわたしは6月末に解約またはMNPすればいい計算になる。ということで今回の収支を6月末で解約した想定で算出してみよう。
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かろうじて前回のバイク修理代は捻出できた。労多くして功少なしと言いたいところだが、今回無料お試しのコンテンツが2つある。これを目いっぱい楽しむことにしよう。

iPhone XRのSIMをSIMフリー iPhoneで使う
 
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iPhone XRはすぐに処分してしまったのでSIMだけが残ることになる。XR用はau Nano IC Card 04 LEというものになる。このSIMはiPhone 6s以降のSIMフリー機で使える。ちょうどドコモが2月20日より中古で購入したiPhoneSIMロックもネットからなら無料で解除すると発表した。このiPhone 6s 64GBはヤフオク!でドコモ版のSIMロック機を12,000円で購入した。SIMフリーであれば2万近くするだろう。自分のdアカウントを使って、中古で購入したSIMロック機が無事SIMロック解除できた。このドコモの英断には感謝したい。早くauソフトバンクも追随して欲しいものだ。
 
SIMフリー機になると、このau SIMを入れてそのまま使えるようになる。今回はピタットプランなのでLTE NETを外すことはできない。1GBを超えないように気を付けながらモバイル通信も行ってみよう。1年間は2,160円引きの施策を受けられるので毎月割がなくても月額1,600円で維持ができる。せっかくなので条件として付けられてしまったサービスを楽しむことにしよう。
 
auスマートパスプレミアム
 
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2月17日契約なので3月18日まで無料で使える。三太郎の日が2月23日、3月3日、13日の3回楽しめる。
 
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まず、さっそく今日はマックで2回線分シャカチキをもらってくることにしよう。
 
Apple Music 半年無料
 
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5000万曲聴き放題。そして、これはそのまま合法に録音し放題ということになる。詳しくはamazon musicのときに解説したページをお読みいただきたい。
 
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無料期間はMy auからちゃんと確認しておこう。解約を忘れると月額980円という高額なコンテンツになってしまう。わたしの場合は持っているApple IDにこの6ヶ月無料のApple Musicを紐付けしてGalaxyで楽しむことにした。やはりiPhoneは性に合わないのでできれば使い慣れたAndroid機で使いたい。SMS認証をiPhoneでして紐付けたらもうiPhoneは必要ない。