テレビ東京系で放送されている出没!アド街ック天国はご覧だろうか。故愛川欽也が「おまっとさんでした、地域密着系都市型 エンタテインメント、出没!アド街ック天国!!私が、あなたの街の宣伝本部長、愛川 欽也です。 」というおなじみのフレーズで始まっていた名物番組だ。2年半前、放送20年目1000回ちょうどで突然降板し、そのわずか一か月後に肺がんで死去。現在はV6井ノ原快彦が2代目宣伝部長に就任している。
そして2017年9月2日(土)放送でついに江戸川区船堀が取り上げられた。船堀と言えばわたしが通算12年暮らす街である。来月からは13年目に突入する。わたしの第二のふるさとと言っていい。
ランキングには若干不満もあるが、取り上げられてちょうど一週間後の土曜日に番組完全トレースの旅に出かけてみた。今までの中で一番移動距離が短いレポートではないだろうか。
効率よく回るために地図上にプロットしてみた。この中で親水公園だけは長くなるので起点と終点を抑えることにした。それではさっそく20位からレポートしていこう。
20位 船堀メトロ商店街
駅を出てすぐの飲み屋街は立ち寄ったことがほとんどない。アパート近くまで帰ってきているのにわざわざ外で時間をつぶさなくても家でゆっくりしたいたちなのだ。この3軒はいずれも行ったことがない。
【立ち呑み処 ちび玉】
【中華料理 幸楽】
【立ち食い焼肉 やま】
19位 船堀食堂 百味家
17位 秋東精工
16位 WE LOVE 船堀タワー
東西南北パノラマで都内を一望できる。富士山も見えるし、東京ディズニーランドもよくわかる。
朝8時半に到着するとすでに会場となる新川さくら館では準備が行われていた。
新川さくら館の由来は、新川沿いにある千本の桜にある。花見シーズンは両岸に咲く桜が水面に映える。
10時の始発を選んだ。1回の乗船人員は15名である。500円で210円分のお土産がついてくるので実質290円で30分の和船遊覧が楽しめる。
定刻に出航した。船頭ひとり、こぎ手ひとりである。エンジンのない静かな和船が新川の水面を揺らしながらゆっくりと進む。前方には東京スカイツリーが見える。
途中、船員が首をかしげないと通れない橋を2つくぐった。
着岸すると和太鼓の音が響き渡っていた。
14位 ゴヴィンダス
在日インド人が日本一うまいカレー店に選んだお店。11時半前に訪れると店内にはインド系の客が数名いた。入って驚いたのはメニュー1枚にセット950円と書いたものがあるだけ。店員もあちらの人なのでどうもうまく日本語が通じない。何を頼んでいいかわからないでいると、他の客がバイキング方式らしく自分でいろいろと取りに行っている。マネして持ってきて食べていると、ナンが勝手に置かれた。んー、味は微妙、日本人には向いてないように感じる。カレーも液体そのものだ。
バイキングなのにほとんどお代わりせずレジに向かった。値段はどこにも書いていないのでドキドキしながら見ていると1,620円だという。だったら、950円のセットメニューの方がよかった!なんてこったい。
アド街効果で店を出るときは外の席まで埋まって待ちまでできている。半数は後悔するのではないだろうか。わたしはもう行くことはない。
12位 大島
「東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー」の「名店部門みそ」で 3年連続1位に輝く人気のラーメン店。11時オープンで5分ほど遅れて行ったらすでにこの状態。で、あきらめてカレー店に行ったのが失敗だった。
夕飯にラーメンをとリベンジするが、列はさらに伸びていて断念した。
【翌日】
10時40分に並ぶもすでに30番目ぐらいであった。席数はカウンター8席、4人テーブル2つなので一巡しないと順番はこない。50分並んでようやく券売機で購入するもここからさらに10分程度待たされた。
壁には確かに3年連続受賞した証があった。味噌ラーメンを味わうしかないだろう。大半のお客がそうであった。
ネギたっぷり、しょうがたっぷり、玉ねぎも大量に使われている感じだ。麺はちょっと硬めになっている。1時間待った奇跡の味噌ラーメンをいただいた。とにかくスープが濃厚だ。張り紙に、薄めたい人は用意するので言ってくれと書いてある。濃いのでなかなか冷めない。食べ終わって数時間経ってもまだ口内に味が残るぐらいである。
1時間並んでまた来たいかというとわたしはすぐに食べられる店を選ぶ。日替わり特価品なら1時間並べても、食べるためにそれはできないのだ。ランキング番外編を見て欲しい。
食後7時間経っての感想:口の中と言わず胃の中にも濃厚スープが残っている感じがする。腹持ちがいいというのか、胃もたれなのか。これ他にもスープまで完食した人に聞きたい。
店を出るとちょうど12時であった。昨日よりもさらに長い列ができている。
11位 ボートレース場前酒場
ここは行ったことがない。
【富士食堂】
【串 竹の子】
10位 親水公園
江戸川区には、5つの親水公園がある。距離が長いため始点から終点まで川に沿って進んでみた。
【一之江境川公園】
9位 伊勢周
8位 船堀天然温泉
最初に東京に来た十数年前には近所にまだ銭湯があった。とにかく東京の銭湯は熱い、その記憶しかない。
【鶴の湯】
【乙女湯】
都内で最も古い銭湯といわれる。2軒の間にはさまれた奥まったところに鎮座する。
7位 山信食産&笠原製菓
【山信食産】
アパートから徒歩数分のところにある。営業しているときはわたしのアパートの角にものぼり看板が置かれる。時々駅改札口にも出店している。
6位 田島硝子
5位 ボートレース江戸川
4位 宗家花火鍵屋
先日見に行った江戸川区花火大会の打ち上げ花火のいくつかはここで作られているのであろう。外観からは鍵屋というのがわからない。道場も併設しているようだ。
3位 金魚
江戸川区は、金魚の日本三大産地の一つ。船堀も金魚にまつわるものを多く目にする。
【玄舟庵】
駅前にある和菓子屋。金魚の街ならではの金魚をモチーフにした可愛らしいお饅頭が人気。
駅前にある和菓子屋。金魚の街ならではの金魚をモチーフにした可愛らしいお饅頭が人気。
【トロアリーベ 船堀店】
街で人気のケーキ屋。金魚がモチーフのポップなホールケーキなど、スイーツが色々楽しめる。
街で人気のケーキ屋。金魚がモチーフのポップなホールケーキなど、スイーツが色々楽しめる。
【堀口養魚場】
船堀で金魚池を見かけたのはこれが初めてだった。
【佐々木養魚場】
2位 町工場
確かに多い。町工場というと大田区というイメージがあるかもしれないが、わたしの住まいの隣も工場だ。騒音は耐えられないほどではないが。
【ストロングスチール】
【江陽鉄工建設】
【池田自動機器】
【協伸化学工業】
【ワークマン 江戸川船堀橋店】
ここではバイクを乗るときに使う冬用ジャンバーを2年前に調達した。
ここではバイクを乗るときに使う冬用ジャンバーを2年前に調達した。
1位 タワーホール船堀
番外編
同じ船堀にありながら、大島がアド街に登場して影が薄くなってしまっているラーメン店がある。
麺や多久味はわたしが一番よく行くラーメン屋である。2003年4月創業なので1回目の東京時代途中からある。2回目の東京で懐かしかったのはここのラーメンであった。柔らかチャーシューにカツオの風味があるスープがなんとも言えない。麺はつるしこだ。
行くのは決まって金曜日の夜、頼むのはかつお香味の大盛り。すでに顔パスで着席するや、かつ大!のオーダーが通る。席数は奇しくも大島と同じカウンター8と、4人テーブル2である。時間帯によっては外に並んでいることもあるが大島のようなことはないので安心できる。わたしは1時間並んで大島で食べるなら多久味一択である。