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lenovo IdeaPad S10eのマザーボード交換

8月10日~18日までの夏休み直前に同僚からネットブックが持ち込まれた。自分が使っているのと同じ、lenovo IdeaPad S10eのブラックモデルだ。突然死をしたそうだ。愛着があるマシンなので使いたいと言う。夏休み前半のいい暇つぶしになるだろう。
 
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画面ふちに貼ってあるテープが気になるが、外装の極端な汚れもなく大切に使っているようだ。早速電源を入れてみる。
 
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なるほど、聞いていた通り電源とWi-FiのLEDが点灯するだけで、液晶下部にあるHDDのアクセスランプはつかない。そもそもBIOS画面も出ない。完全に死んでいるようだ。
こういう症状のときは増設メモリが壊れている場合が多い。取り外してしまえばすんなり動くだろうと甘く見ていたが状態は変わらず。メモリとHDDは簡単に取り外せるので、自前のS10eにセットしてみた。すんなりと動いた。となると、本体基板側か、これはやっかいだ。
 
やむなく、オークションで同型機のジャンク品を探すことにする。幸い、液晶割れで本体には影響のないものが4000円弱で入手できた。ホワイトモデルだが、マザーボードを利用するだけなので問題ない。それでは早速黒から分解してみよう。
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とりあえず外せるものは全部外してしまおう。
 
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まず本体裏側にある7箇所のネジを外そう。メモリの上にも1箇所あるので忘れないように。
 
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ヒンジ部の2箇所に隠しネジがある。ゴムカバーを外すと確認できる。
 
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キーボード下部のアームレスト部分が取り外せるので、コネクタ2箇所を外して取り除く。
 
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キーボードを固定する2つのネジを外して、コネクタも抜いて撤去する。
 
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バッテリーが納まっていた部分に4箇所のツメがある。
 
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このツメをマイナスドライバーで軽く押しながら4箇所均等になるようにツメを外していこう。
 
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ケース左右にもこのような2箇所のツメがあるので気をつけて外していく。
 
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ようやくマザーボードがお目見えした。ここまでくれば、9割作業は完了だ。
 
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青い部分のコネクタと赤い部分のネジを外すと、マザーボードが取り外せる。ざっと基板を眺めただけではどこが悪いのかは判別しなかった。画面左下の小さな基板は無線LANカードなので、これは本体裏面にMACアドレスシールが貼ってあるのでそのまま残しておこう。
 
後はもう一台の移植元PCからも同様にマザーボードを抜き出して交換するだけである。元に戻したところ、無事BIOS画面も出て、XPが起動した。
 
依頼主からは合わせて、Windows 8も導入して欲しいという厚かましいお願いもあった。シメシメ、8発売のときにキャンペーン特価1200円で複数ライセンス購入しておいたものがようやく使える。と言っても、現在8 Proのアップグレード版は2万円近くする。
ということで、S10eで8を利用することは以前やったので今回はデュアルブート環境にしてみる。画面サイズの関係でまだまだこのネットブックではXPを捨てられない。まずXPのパーティションを縮小してもうひとつパーティションを作り、そこにWindows 8 Proを新規インストールした。と言ってもアップグレード版なので新しく作ったドライブに\Windowsの空フォルダは作っておかなければいけない。最初にXPが入っているので、すんなりとデュアルブート環境はできた。合わせて、タダでもらっておいたMedia Center Packも認証させようとしたが、これはネットワーク認証で失敗した。プッシュ信号を使う電話認証でも失敗して、最後にオペレータの人にキャンペーン時に無料でもらったもので初回認証させて使用しておらず今回が2台目のインストールですと伝えるとすんなり口頭で番号を教えてくれて無事認証が完了した。
 
このブログを執筆し始めたタイミングで、Windows 8.1リリースのニュースが飛び込んできた。10月18日リリースだそうだ。もちろん、認証済みのWindows 8ユーザはネット上で無償アップグレードされる。ようやくスタートボタンの復活だ。
 
そうそう、移植が終わったゴミレノボは再度部品取りのためにオクで処分されるのでした