あれから2年
ASOMETECHの260W卓上PD充電器を愛用して2年が過ぎた。PD 3.1の140Wが活躍する機会はベンチマーク以外なかったが、このポートはなぜかType-Cにあるまじきホットプラグになっていたので、5.1kΩのプルダウン抵抗を有しないなんちゃってType-C機器の充電に役立っていた。
Aポート散る
そして5ポート+Qiのうち、ついにType-Aがお亡くなりになった。2ポート同時である。Type-Cは全部生きている。CをAに変換するようなアダプタを持ってはいるものの、それはそれでないと不便である。
この機会に卓上充電器を買い替えることにした。条件としてはPD 3.1 140Wが使えること。これはUSBテスターのテストに使いたいからに他ならない。Type-Cが2ポート、Type-Aは1ポートあれば事足りる。ディスプレイは今までもあったのでできればあるとうれしい。この条件で探してみよう。
初Anker

今年5月に発売されたばかりの「Anker Charger (140W, 4 Ports) with USB-C & USB-C ケーブル」という製品を選んだ。公式価格12,990円はかなり高い。
アリエク、タオバオの格安中華機器に慣れ切ったカラダには手が出せない製品だった。海外では「Anker Zolo 140W」という製品で売られている。当然PSEなしの海外仕向けの製品で、そこは今までもそうだったのでこだわらない。同じスペックで安かろう良かろうを選ぶ。


アリエクではフル値引きで5,500円が下限だった。タオバオでは週末クーポンとして送料無料券が出ていたので外装B級品が4,500円で買えた。国内正規品の3分の1で買えたのだから大満足だ。また、2年は使えて欲しい。

B級品ゆえ品質保証カードは入っていない。それ以外のセットは同じになる。


何がB級かと思ったらパネルにスリキズが入っていた。また、タッチ部のサークルが一部欠けている。
化粧直し

表示部が大きいので、まずはハイドロゲルフィルムを自作して装着する。エッジが曲面になっているものの、このフィルムは曲面も剥がれずサポートしてくれる。指紋が付きにくく、付いても取れやすい。視認性を阻害しない透明度がある。スリキズは隠してくれる。
外観チェック



まず、日本仕向けでは必ず必要な差込プラグの穴、栓刃はない。当然PSEマークもない。さらに表示は仕向け地ごとに用意されているようで中国語バージョンになる。切替できるようにしておいてくれればよいのにと思う。

特徴的なのはプラグ、レセプタクル、表示がすべて別の面になっている。非常に置き方に困る製品だろう。それでも今までの卓上タイプに比べて設置面積はかなり小さくできる。

タッチすることで総電力、各ポート出力、温度状態、総使用時間(撮影時点では使い始めたばかりなので表示されていない)がトグル表示になる。また、長押しで90度回転ができるので設置状態に合わせて向きを変えることができる。表示は操作をしないと約1分でオフになる。
実力テスト
まずはバッテリーでも充電器でも購入すると行うのは耐久試験である。その機器最大出力にどれだけ耐えられるのか。そのような状態で使い続けることはないのだが電子負荷がある以上やらなければならない。

スキップした動画なのでわかりにくいかもしれない。当初28V⎓5AのMAXパワーで出力をさせるも熱検知により20V⎓5Aに出力ダウンした。いきなりシャットダウンではなく、まずは出力を落としてでも維持はしようとする。


充電器自体は55~59℃になっていた。この辺りでリミッターがかかるようだ。

13分30秒でダウンをしていて、その後トリガーで強制的に戻そうとしても制御がかかって復活しなかった。一定程度冷却をしないと140Wには戻らないようだ。
付属USBケーブル



そういえばおまけで付いてくるUSBケーブルはどんなものか。eMarkerをスクエア3兄弟で比べてみた。USB 2.0なので通信速度は480Mbpsということなのだが、KM003Cだけその表示は省略されている。必要な情報の視認性という意味ではWITRN K2に分がある。
各ポート充電規格
ここからも3兄弟でそれぞれの検出実力を探ってみよう。
C1






C2






C3






A



KM003CのC1/C2検出がちょっと甘い気がする。多規格に対応しているのはC3になる。
次回予告
他ポートの充電器やバッテリーで気になるのが後挿しによるリセット問題である。本機ではやや特殊なコントロールをしているようなので、次回はどういったときにリセットがかからず、どのような条件で再配分が行われるのか、色々なパターンで検証して実力値を確認してみることにする。