F-NIRSIからFNB48Pという新製品が出ているのを見つけた。FNB58のあとに出るのだから何かしら機能改善があるのかと購入してみた。
扱い店舗が少なく、本家から購入して約3,900円だった。FNB48Sより840円ほど高い。ケースに入っている分ということか。
9日で到着した。個装はFNB58と同じようなものだが、引き出し式になっている分だけ開けやすい。
今回もBluetoothなしモデルを購入している。そもそも技適を取っていないのでBTありは国内での利用に問題が生じる。
外観はFNB58に似ているが、液晶のサイズ・ドット数はFNB48Sのままだった。
背面の特殊ネジもFNB58と同じだ。
TYPE-Aのメス側はFNB48Sのフルピンではなく、FNB58と同じになっている。
オス側も同様である。
では早速分解をしてみよう。手順はFNB58とほぼ同じなので省略する。背面の銘板を外さなくても抜けるようになっているので分解はしやすい。
引き抜くときは液晶部がガラスではないので簡単にすり傷が付いてしまう。抜く前に薄いフィルムを挿し込んでキズが付かないようにガードしよう。わたしはこのようになってしまった。
基板は配列こそ少し違うが、まんまFNB48Sであった。なんの変更もない。
液晶側は何のパーツもない。
バージョンを確認するとFNB48Sとまったく同じV1.10だった。おそらくファームウェアも共用と思われる。
ソフトが同じなら中が改善されているはずもなく、EPRケーブルを挿しても正しく認識できていない。FNB58は正確に読み取れる。
当然140WのPDOも読み取れない。
FNB58では読み取れるので、最大24V対応の本機の限界だろう。
とくにケース入りを希望しない限り安いFNB48Sでもいいと思う。これはレビューしたら早速処分してしまおう。