8月21日に伊勢湾台風のブログをアップした。最後に「地球温暖化の影響か天候が今までと違ってきている。台風も発生しやすくその規模も大きくなっているような感じだ。備えあればうれいなし。災害は忘れたころに必ずやってくる。肝に銘じたい。」と締めくくったとたんに怒涛の水害が日本中を襲った。
9月9日 台風15号（関東）
10月12日 台風19号（関東、東北、甲信越）
10月25日 低気圧＋台風21号（関東、東北）
台風15号は強風がすごかった。千葉のゴルフ練習場の倒れた鉄柱は2カ月近く経ってようやく撤去された。人的被害と広範囲に渡ったのが台風19号だ。そしてそれから2週間も経たないうちに再び大豪雨が襲い、10月は川の氾濫や決壊、風の被害、タワマンのニュースが駆け巡った一ヶ月となった。
9月21日に起きた山梨県道志村キャンプ場で小学1年生が行方不明になっているニュースは水害と絡めて報道された後、それほど取り上げられなくなってきた。
伊勢湾台風絡みの展示が次々と終わっていく中で、今一度防災意識を高めるために名古屋市港防災センターに行ってきた。9月10日～12月1日まで伊勢湾台風展が行われている。
YAWARA!や20世紀少年でおなじみの漫画家浦沢直樹が週刊ビックコミックスピリッツに連載中の連続漫画小説 あさドラ!も展示されているという。
オープニングが伊勢湾台風のシーンで始まる漫画は名古屋市港区辺りで特に被害が大きかった材木が街を襲うシーンが描かれている。
どうやら作家本人が展示会開始初日に訪れていたようだ。そういえば文春社員とのW不倫が報じられてから3年になる。浦沢氏本人は来年1月還暦を迎える。
地震体験は震度7まで再現してくれた。実際に来るぞ来るぞと心構えている訓練と突然やってくる大震災はやはり天と地ほどの差があるだろう。ここではどうしてもアトラクション的な体験になってしまう。
館内には実際の消防車やヘリコプターが展示されていて乗ることができる。
2階に上がるとなぜか伊勢湾台風当時の街並みが再現されていた。ラーメン一杯50円であった。
帰りにはペットボトルを1本いただける。11月に入ってようやく台風も治まった感じがする。しかし、水害に遭った地域はいまだボランティアによる活動が続いている。備えは続けていかなければならない。
