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約1年使ったPOWER-Z KM003Cを補修した話

今年1月に購入した名機KM003Cがちょっと不調になってきた。測定中のデータが途切れることがあった。改めてよくコネクタ部を見るとちょっとぐらついている。このせいでKM003C内の基板とコネクタの接触が悪くなっているのだろう。今までUSBテスターを購入してコネクタやレセプタクルを樹脂固定していたのはこれを心配していたからだ。しかし、KM003Cは分解できないので施さなかった。そのツケがここにきて出てくるとは。使用頻度が多いこともあるが、1年で問題が出てくるとは思わなかった。

今さらだがぐらつきを固定するためにコネクタ根元を富士山すそ野のように樹脂で固めることにした。予備機を購入してあるので、これは初めから加工しておくことにしよう。

ちょっと見た目が悪くなるが、1年で使い物にならなくなるよりマシだろう。キャップも少し浮くことになる。丸一日経てば完全に固着するので今しばらくはこれで使えるだろう。完全にダメになったら予備機に替えよう。

CSIRO CS-991ES PLUS vs CASIO fx-375ES A

前回、パチモン関数電卓を買ったところ、実はソーラー電卓ではなかったというオチであった。ソーラーの関数電卓を持っていない。

 

そんな中で、ヨドバシの800ゴールドポイントが12月末で期限を迎える。パチモンと同じ筐体のホンモノがアマゾンでもヨドバシでも実質2,200円ほどで買える。行列計算とかしないのであれば、あえてパチモンを買う理由がない。複雑計算ではパチモンが速いという結果であったが、そんな複雑な計算はそもそもしない。

 

というわけで、ヨドバシでソーラー関数電卓を購入したので似たもの同士で改めて比較してみた。

パッと見た目はよくわからない。むしろCSIROのカーソルキーシルバーの方が目立っていいのでは。樹脂成型、キータッチは当然CASIOに分がある。

最近は廃棄時に内蔵電池を取り出して捨てられるように分解はできるように作られている。CASIOはネジ6本外すとストレスなく表と裏が分離する。CSIROは篏合がきつめに作ってあってやや剥がしにくい。

 

CSIROはソーラーの表記がない。それでは表のソーラーパネルもどきはなんだ。ただの飾りということか。

液晶表示の解像度はまったく同じで、枠外のシンボル表示も再現できている。同じ液晶を使っているのだろうか。中を見てみるしかない。

液晶パネルは違うようだ。基板の固定は同じ位置で固定されている。どちらも圧着されていて基板は外せない。

デッドコピーというわけではなく、中身はまったく違っているのがわかる。電卓としての生命線である演算速度、精度も違う。

セルフテストはCASIOが個別テストできるようになっている。会社ではこちらのソーラー式を使うかな。

ケーブルチェッカーは粗悪ケーブルを見破れるか!

中華製格安Type-Cケーブルを購入すると、まれに機器を破損したというレビューを見る。ケーブルで破壊をするというと電源系しか考えられない。いまや、240Wまで流れる可能性のあるケーブルはある意味危険な電源ケーブルなのである。

何度か取り上げている通り、Type-Cの充電器はコールドソケットと言ってケーブルを挿す前のレセプタクルは0Vになっている。C-Cケーブルを挿しても同じで、シンクのCC1/CC2が5.1kΩプルダウンされているか、CCを通じてPD通信なりの急速充電ハンドシェイクを取って初めて通電が開始する。それなりの安全対策は考慮されたケーブルである。

しかし、もし購入したケーブルのVBUSとGND結線がクロスしていたら。充電器にも接続機器にもダメージがあるだろう。逆電圧がかかることを想定していない機器は煙や火を噴くかもしれない。ケーブルに表示機能があるようなものは粗悪なものもあり、手作業で結線している場合は工程ミスで可能性がないわけではない。

そんなケーブルをケーブルチェッカーは検知できるのだろうか。

あえてこのような危険ケーブルを自作した。チェッカー以外に間違って挿さないよう印をつけておいた。

 

Treedixのケーブルチェッカーは構造上、通電をチェックするだけなので、VBUSが途中切断されていればVBUSが不灯になり断線が判明する。しかし、今回のようにVBUSとGNDがクロスするように配線されている場合はクロスして通電するだけなのでこのように見た目はわからない。CC1が薄めに点灯しているのはこのコネクタに5.1kΩプルダウン抵抗がセッティングされているからである。

 

あろえUSB CABLE CHECKER 2もやはり検知できない。VBUSとGNDがちゃんと接続されていると判断されている。組み込まれた抵抗は片側で56kΩプルアップと誤判定されてしまっている。

 

こんなとき頼りになるのは、あやのUSBケーブルチェッカーである。原始的に24ピンのチェックをするだけなので、テスターを使って導通を確認すれば簡単にクロスしていることが判明する。

 

一番の対策はあやしいメーカーのケーブルをあやしい販売店で買わないことである。