あれは4年前、止めるアダプタ
もう4年近く前にテレワークPC用に買ったXiaomi 65Wの充電器は、GaN出始めのころのもので小型高出力が魅力的だった。汎用のPD充電器として65Wが使えるのはXiaomi 120W充電器と同じだ。AD65GがType-CでこのときからXiaomi PPSを所持していたのに、なぜ120WではType-A+専用ケーブルという特殊構成にしてしまったのか理解に苦しむ。
Xiaomi互換充電器
他社製充電器を使うと遅いですよ、自社ならすべてが快適に使えますという囲い込み戦略だったのだろうか。もっとも、CUKTECHというXiaomiの充電器メーカーからはXiaomi PPS:120W(20V⎓6A)にもPD 3.1 140W(28V⎓5A)にも対応した充電器が発売されてしまっている。
6Aに対応したC-Cケーブルも付属している。100%囲い込みができているようでできていない。
Xiaomi 65Wは何分もつか
いつものように前置きが長くなった。AD65Gの定格最大の連続耐久試験をしてみよう。120Wのような短命でなければいいが。
Xiaomi PPSモードでトリガーした。65Wでどれだけ連続出力ができるか。
27分ぐらいで一度危うくなり、結局30分で落ちてしまった。
最低でも1時間、欲を言えば2時間は持続して欲しい。時々、こういった電子負荷による定格最大引きは通常の使い方じゃないから意味がないという人がいる。定格最大で10分、定格半分で10分、このインターバルを6回繰り返した状態とか、そういった計測基準が決められていればそれに従う。
日産サクラが高速道路を100km/hで1時間走ると熱で止まる、となったら誰が買うだろう(諸元値の最高速度は130km/h)。瞬間風速的な表記ではなく、少なくとも筐体に印字するワット数は実力値で表示して欲しい。ね、Xiaomiさん。