tomoca2の ブログ

tomoca2のブログ

since 2010.5 Yahoo!ブログより移行

UGREEN Nexode Air 65W急速充電器 改め 70Wの実力

UGREENの空気

日本ではUGREEN JAPANより2026年5月13日に発売された65W充電器はケーブル込みで4,580円、Amazonではオレンジ色が3,480円で売られている。Airという名の通り小型軽量をうたうこの製品はそれなりに人気のようだ。

UGREENの指

一方で中国では9月9日にUGREEN X860 Fingertip AVS 70W GaN Chargerという名前でほぼ同型機が発売されている。AVS、PD3.2、Huawei SFC、Xiaomi Surge Instant Charge、QC3.0、PPS、APPLE 2.4A、FCP、SCP、AFC、その他の急速充電プロトコルに対応しているという。その情報を知り9月18日に発注したにもかかわらず到着したのは10月9日だった。実に発表から1ヶ月も経ってしまった。

UGREENがおもしろいのは、モデル名は日本の65Wも中国の70Wも同じX860であること。45WモデルがX840なのを考えると、65Wも70Wも同じ筐体のようだ。P/Nとしてパーツナンバーで識別するしかない。

P/N
16985:バーガンディレッド
45946:デザートチタニウム
85678:ムーンライトホワイト

開封の儀

20日かかって届いた充電器は約3,100円だった。中国では2,000円ほどだが送料を考えるとこんなもんだろう。まだ先月発売したばかりなので当然9月製造分が届いた。

裏にはシリアル番号のシールが貼ってある。

ただし、Apple充電器のように本体にはシリアルがないので突き合わせはできない。

シールを剥がすとQRコードがあってアクセスするとそのシリアルが存在するかどうか、シリアルチェックをしたのは何回目かというのがサイトでわかるようになっている。

本体前面には透明アクリルが貼ってある。そしてここではFingertipではなくNexode Airとなっているのもご愛敬だろう。シルバーに写っているが実物はシャンパンゴールドに近い。

中国仕向けなので当然栓刃はない。対応電圧は100~240Vになっている。中国が220V圏なのを考えると100Vの動作では不安が残る。

大きさ比較のため並べて見た。指とは言えないものの確かに小さい。

充電プロトコル

それぞれのUSBテスター公式の最新ファームウェアでテストした。

POWER-Z KM003C

全部入りというわけではなかった。SCP 66Wというのが中国では受けがいいらしい。KM003Cでは表示しきれず一瞬表示されてからXiaomiに上書きされてしまって消えた部分が再表示されない。また、PD 3.2の表示ができていない。

ALIENTEK C2

実に10段になるPDOは一度に表示しきれない。20V⎓3.5Aで70Wということのようだ。C2ではPD 3.2という表記はない。

ATORCH T3P

まだ新参のT3Pには荷が重いか。Xiaomiプロトコルには対応できていない。

WITRN K2

表示上はPD 3.2 70Wとスペック通りになっているもののPDOはすべて表示しきれていない。

RIKEN X3

RIKENも10PDOなるものの、FIXではなくPPSとして20V⎓3.5Aが表示されている。

実力テスト

70Wで1時間耐久テストを行った。

なんと18分でダウンしてしまった。そのときの筐体温度は70℃を超えている。ちょっと持てない温度になっている。

やむを得ず冷却してから60Wに落としてテストするも30分もたない。中国でのレビューではこんな短命ではないので、100V圏で使用する限界なのだろうか。中国で鳴り物入りの製品だっただけにちょっと残念な結果だった。

リップルもそれほど優秀なわけではなかった。コイル鳴きが気になるというのはなかった。単に加齢で聴こえていないだけかもしれないが。

実使用による実力テスト

USBテスターのトリガーおよび電子負荷による強制引きは過酷な試験ではあるが実際の使用状態ではない。そのため、本充電器を使って実際にモバイルバッテリーを充電してみることにしよう。その上でやはり使い物にならないというのであればこの製品は日本では使えないという評価になろう。

まともに充電できたのは最初の20分、大容量バッテリーをフル充電する実力は持ち合わせていなかった。