真打登場か
いよいよ、判明している正方形液晶を持つUSBテスターでは最後の登場になるALIENTEK C2が10月31日21時(日本時間)に発表される。
実は先月FNIRSI FNB-C2が発売されて9月末に入手済みだが、いまだにレビューができていない。到着する前は期待に胸膨らませて英文取説を和訳して準備万端であった。しかし、到着してほんの10分ほど触っただけでそれは大きく砕かれた。あまりにも未完成過ぎたのだ。
自信の表れ
ALIENTEKはUT70の頃からよい印象を持っている。まず、取扱説明書がていねいだ。モノ作りがしっかりしている。それでいて、値段が安い。バージョンアップもそこそこ行われる。
今回のC2も情報を小出しにしながら、前日にはほぼフルスペックをオープンにし始めた。同じC2でもFNB-C2とは大違いだ。あちらは見せたくても見せられなかった。
KM003Cを大いに意識

画面構成はみなこの形になるのだろうか。KM003Cと違うのは3色の背景が数字によって濃淡のバーが出ていない。

eMarkerがカラフルなのはWITRNやRYKENチックになっている。古今テスターのいいとこ取りをしている。

なんとまだ算定方式はわからないが、KM003Cが早い段階であきらめてしまったVBUS+GNDの電源ライン抵抗値測定機能を付けてきた。おそらく手持ちの負荷を使う方式だとは思われる。

PCアプリはUT70のそれに近いが、C2の画面データがそのままPC画面で読み取れている。ただし、グラフ機能はどうしてもKM003Cの方が見やすい。

KM003CでもPC側からテスターの制御が可能になっているが、こちらは1つのアプリ内から行える。KM003Cが2本立てになっているのに比べるとトリガーにしても直感的でわかりやすい。

これは驚いた。PDパケットの抜取表示はKM003Cのまんまではないか。最近、WITRN K2でも対応し始めたが、やはり表示はこれが一番見やすい。よいところを真似るのはユーザにとってはありがたい。
それ以外の基本的な機能はほぼKM003C相当を持っている。価格がまだ不明だが、KM003Cの半額程度なら十分戦えるだろう。
年末に出るとウワサのPOWER-Z KM004C
危うしPOWER-Zと思っていたらこんな画像が出回り始めた。

ますます持ってUSBテスターから目が離せない。